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放射性物質汚染に関する汚染被災地の現状と課題のご案内

[14.09.24]

 

 放射能汚染被災地域は、震災後3年以上が経過し徐々に除染が進んでいるものの、課題も多く住民が戻れるようになった地域は極僅かであるという現状があります。除染後の農地においては、水稲の実証栽培を実施し、結果、安全なお米の収穫ができることがわかりましたが、福島県産の農産物は風評被害によりなかなか手にとってもらえない現実を見なければなりません。放射能汚染災害は、学生が社会人となり、中堅と呼ばれる頃にようやく先が見えてくるのではないかと考えております。
 この災害は風化させることなく、次世代への教訓として現状理解を深め、様々な研究分野や行政の取組みを知る事で、次世代への情報・技術移転を目的として次のとおりセミナーを開催致します。
(今年1月23日に開催し、非常に関心を集めました報告会の第2弾になります。)
 
【日 時】平成26年10月3日(金)16:10~18:20
【場 所】鹿児島大学農・獣医共通棟101号室
【参加者】鹿児島大学教職員、学生及び一般参加者
【プログラム】
   16:10 開会の挨拶
   16:15 福島県の放射能汚染と農業再生に向けて
        飯舘村復興対策課 万福裕造
   16:35 産官学連合による研究の紹介
        物質・材料研究機構 山田裕久
   16:55 最先端科学技術により暴かれた福島の土壌にあるセシウムの実態
        日本原子力研究開発機構 矢板毅
   17:15 除染と減容化における鉱物の役割
        国際農林水産業研究センター 八田珠郎
   17:35 セシウムのホットスポットとしての調整池
        産業技術総合研究所 鈴木正哉
   17:55 総合ディスカッション
        福島の再生に向けて大学は何をすべきか?
   18:20 総評
        鹿児島大学農学部教授 坂上潤一
 
【お問い合わせ】
   鹿児島大学農学部生物生産学科 教授 坂上 潤一
   TEL:099-285-8543 FAX:099-285-8543
   E-mail: sakagami@agri.kagoshima-u.ac.jp
 
 
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※PDF版はこちら(987KB)