平成22年度 鹿児島大学FD報告書
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学生・教職員ワークショップ「鹿大のピア・サポートを考える」報告1.はじめに 平成23年2月15日(火)13:00-17:30 学生11名、教員16名、職員21名(全48名) 稲盛アカデミー棟1階本ワークショップでは、本学における学生支援体制の整備状況の把握とその課題を明らかにするとともに、ピア・サポート(学生による学生支援)を設計していく際に核となるような、現状の課題意識・理想とのギャップ、個人の主体的な貢献について、学生・教員・職員による対話を通して理解を深めていく。具体的には、個人思考→集団思考→全体思考のステップを経ることで、最終的にピア・サポート制度に関するビジョンやミッションのアイデアを全員で創出することを目指す。2.ワークショップの概要 参加型ワークショップにおいては、ダイアログが重視された。ダイアログとは対話を意味し、自分の考えを他者に説明することを通して互いの差異を認識し、他者と自己に対する理解を深めるための話し合いを意味するものである。今回のワークショップでは、学生・教員・職員という立場の異なる3者が各々の立場から発言しあうことを通じて他の立場に対する理解を深めることが重要な目的であった。また、そうした他者理解を経ることで、自らはピア・サポートに対してどのような貢献ができるかについて考える機会とすることを目指した。 参加型ワークショップでのダイアログの際には、4~5人からなる学生・教員・職員混合グループが結成された。各グループにはシートが配布され、ファシリテーターの説明のもと、それぞれのダイアログの内容が書き込まれた(資料4)。3.事後アンケート ワークショップ後、参加者に対してアンケートを実施し、45名から回収した(資料5)。参加者の満足度は非常に高かった。学生・教職員がそれぞれの立場を超えて意見を交わしあう機会はなかなかない。今回、そうしためったにない機会を設けることができたのは、今後の鹿大にとって貴重な第一歩である。 アンケートから明らかになった、来年度以降の学生・教職員ワークショップのさらなる発展につながる意見について以下に述べる。13:00~13:30 【事例報告】13:30~14:00 【話題提供】14:00~17:30 【参加型ワークショップ(ファシリテーター 小貫有紀子)】●ピア・サポートの現状に対する理解と共有●ピア・サポートへの期待・理想●ピア・サポートの将来像に対する個人の貢献●全体での振り返り日本学生支援機構(JASSO)シンポジウム報告(資料1:P13)学生生活課 伊佐敷美和近年のピア・サポートの動向、他大学の事例紹介(資料2:P14)九州大学教育改革企画支援室 小貫有紀子鹿児島大学におけるピア・サポートの現状(資料:P16)教育センター高等教育研究開発部 杉本和弘鹿児島大学FD報告書日 時参加者数場 所目 的10

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