平成22年度 鹿児島大学FD報告書
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参加者のコメント(一部)ピア・サポートについて理解したこと 仲間同士で支えあうことは互いに成長する良い機会になる 今後ピア・サポートを行っていくうえでの重要性や問題点もっと詳しく知りたかったこと 学科によって求めているところが違うと感じた。どのようなサポートが学生の間に既にできていて、足りないところはどこなのかをまず知ることが必要なのではないか 鹿児島大学が今後、何を求めてどのようなピア・サポートに取り組んでいこうとしているかについて ピア・サポートを導入した他大学の実施例 鹿児島大学が組織としてピア・サポートを導入していくにあたって、具体的に誰が何をすべきか参加型ワークショップについて 今後も定期的に実施してほしい 最初はそれほど期待していなかったが、楽しく参加できた 異なる環境の人の話が聞けて面白かった 参加者からの要望2月中旬という時期について、3者それぞれの立場から開催時期について再検討の要望があった。さらなる参加者増やより積極的な参加を求めるのであれば、開催時期については来年度から見直す必要がある。学生:学年や所属によっては就職活動・試験と重なる。また、春休みのため、キャンパスにいる学生が少ない教員:試験の採点および成績評価、修士論文などの審査と重なる職員:入試業務をはじめとして年度末の業務の繁忙期に当たる 今後の展望今後取り上げてもらいたいテーマ 学祭の規制強化 教員が学生指導を行う際に必要なこと 学生支援の具体案を、大学でどう提案していくか 他大学でのピア・サポート実践 学生のニーズをまとめる ピア・サポート以外の学生に対するサポート4.おわりに 今回のワークショップを受け、今後の活動方針について以下の方向性が考えられる。それは、同一テーマで継続的にワークショップを開催するなどして理解を深め、ピア・サポートの制度設計へとつなげていくというものである。年1回の実施では、具体的な制度設計へとつなげることは困難である。そこで、ワークショップの頻度を増やし、学生と教職員からなるワーキンググループを立ち上げるなどして、学生のニーズを踏まえた制度の構築を図ることが考えられる。そのためにも、ピア・サポート制度の実施責任組織(学生生活委員会等)を明示することが必要である。 また、こうした取り組みの前提として、先行事例に対する調査や学生のニーズ把握といった活動も必要となるだろう。内容によってはすでに行われた学生調査の結果を活用することも可能である。文責 伊藤奈賀子(教育センター)11

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