平成22年度 鹿児島大学FD報告書
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鹿大版FDガイド鹿大版FDガイドの作成1.平成22年度新規の企画として 平成22年度のFD経費は、例年全学の事業として実施している企画及び各部局に配分している経常経費の他に、あらたに重点経費(20%)を設け、全部局に企画の公募を行った。 第3回FD委員会における重点経費の申請は、法文学部・教育学部・桜ケ丘合同・水産学部・司法政策研究科・臨床心理学研究科からの6件と全学企画が1件で、その中で法文学部から申請のあった事業が「授業改善のためのティーチング・ティップス集作成のための予備調査」である。また、重点経費に関連して、教育センター委員から平成22年度計画によるFD事業(案)が提示されたが、その一つに従来、不定期に作成してきた「FDニュースレター」の廃止と「鹿大版FDガイドの作成」が挙げられていた。 第4回FD委員会で、申請のあった重点経費の各事業について検討・調整を行い、①通常行っているFD活動では実施できない内容の企画を優先する、②全学で実施可能な企画は各部局の企画を取り込んで実施する、等を基本的考えとし、各企画の査定並びに全学企画の見直しを行った結果、重点経費の配分が了承された。前述した法文学部の「授業改善のためのティーチング・ティップス集作成のための予備調査」は、「鹿大版FDガイドの作成」として全学企画で取り組むこととなった。2.概要、期待される効果 授業改善・学生支援・学習支援の向上に資する事項(ティップス)をテーマごとにまとめたガイド[A4一枚(表裏)]を定期的に作成し、本学の構成員に配付する。 本学における授業改善や学生支援に役立つ情報(授業実践上のティップス)やデータを簡潔にまとめ、全教員に配付(及びサイトへのアップロードによる公開)することで、実践課題の改善につなげることを目的とする。3.作成までの経緯 「鹿大版FDガイド」作成の採択により、従来、発行してきた「FDニュースレター」は廃止されることになり、それに伴い、今年度当初に「FDニュースレター」担当となっていた3名の委員に加えて、法文学部委員並びに教育センター委員が第1号作成に携わることとなった。 以後、先行して取り組んでいる他大学の調査等を行っていたが、2011年2月より、教育センター高等教育研究開発部の伊藤委員が中心となって、第1号の原案作りに取りかかった。第1号テーマ、原案の提示訪問調査(千葉大学、久留米大学) → 修正案の提示 → 担当FD委員で検討FD委員の意見聴取、FD委員会了承第1号・表紙の印刷完成、全教員に配付2011年2月下旬2011年3月上旬2011年3月中旬2011年4月上旬実 施 内 容日 程鹿児島大学FD報告書22

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