平成22年度 鹿児島大学FD報告書
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3.授業公開・授業参観3-1.学内の授業公開・授業参観 学内教員に対する共通教育科目の授業公開・授業参観を、前期は6月28日(月)~7月9日(金)に、後期は10月25日(月)~11月5日(金)に実施した。前期は、参加者がのべ18名で、参観の行われた科目数は、教養科目7科目(うち推奨科目4科目)、外国語科目4科目(うち推奨科目2科目)、基礎教育科目5科目(うち推奨科目1科目)の計16科目であった。後期は、参加者がのべ53名で、参観の行われた科目数は、教養科目6科目(うち推奨科目4科目)、外国語科目5科目(うち推奨科目2科目)、基礎教育科目3科目(うち推奨科目2科目)の計14科目であった。53名のうち35名は新任研修の一環である授業検討会への参加者であり、それ以外の共通教育科目の授業参観者は前期と同数であった。学生の授業アンケート結果を基に推奨科目を提示しているが、参観された授業の約半数は推奨科目であった。3-2.教養教育オープンクラス(1)オープンクラスの概要と実施状況 オープンクラスは高校生以上の一般市民を対象として、共通教育の授業および学内の施設を学外に広く公開し、本学の教育活動全体を市民の視点から点検してもらうことによって教育改善を図ることを目的として実施している。事前準備および企画・実施にあたり、ワーキンググループを組織してオープンクラス企画会議を5回開催し、高等教育研究開発部会に提案する内容の検討を行った。参加者の募集に当たっては、ポスターを作成し、南日本リビング新聞社および南日本新聞「みなみのカレンダー」への掲載依頼、市内書店5店舗、鹿児島市内公共施設および高校へのポスターの送付、各学部へのポスター掲示の依頼と大学ホームページ(HP)への掲載、さらに昨年参加者へのダイレクトメール(DM)の送付等を行った。また、今年度は、昨年度の参加者からの意見を踏まえ、学生サポーターを募集し、オープンクラス参加者と学生が触れ合う機会を設け、大学の状況をより深く知ってもらえるよう配慮した。募集に当たり、ボランティア支援センターの協力をいただいた他、各学部へ募集案内の掲示依頼、ボランティアサークルへの依頼、ボランティアに登録している学生へのメール配信等を行った。北辰蔵、中央図書館、総合研究博物館、キャンパス史跡めぐりを、それぞれその内容に詳しい方に説明を依頼した。最終日には、共通教育棟3号館の学生交流スペースを会場として学生サポーターを含めた交流会を企画した。 平成22年度の公開授業科目は、昨年度のアンケート結果を基に、教養科目9科目、英語科目10科目、基礎教育科目9科目を推奨科目として表記し、科目選択の際の参考とした。その他、鹿児島大学郡元キャンパス内の施設見学を企画した。平成22年10月25日(月)~10月29日(金)に表2の時間割に従って実施した。北辰蔵、中央図書館、総合研究博物館、キャンパス史跡めぐりには、それぞれ5~7人の参加があり、さらに部会委員が同行し、各施設および史跡について説明を受けた。最終日の交流会では、センター長の挨拶の後、テーブル毎にセンター長を始めとして部会委員4人と学生4人、参加者7人との懇談が和やかに行われ、後半は参加者から本企画および本学に対して意見が述べられた。教育センターのアンケート用紙教員独自の用紙moodleでの実施その他計3281047238784.8 2.6 12.1 0.5 100.0 2732381938670.7 6.0 21.0 2.3 100.0 平成21年度科目数割合(%)平成22年度科目数割合(%)実施方法年度表1. 中間授業アンケートの実施方法25

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