平成22年度 鹿児島大学FD報告書
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② オープンクラスへの意見●学習意欲のある学外者を受け入れることは学生に良い刺激を与えると思う●聴講者の意図と授業内容のミスマッチを解消する工夫が必要●聴講者からの意見は今後の授業の参考になる●大変良い企画なので積極的に実施して欲しい●地域の方々に大学教育について知っていただく良い機会となる●地域社会に開かれた大学、生涯学習の観点から、意義あるものである●聴講者の熱意が伝わり、より緊張感のある授業ができる●公開授業の受講生につなげてはどうか●身近な地域について大学で正しい知職を与えることができ、地域産業振興、社会貢献に寄与できる●何かを学ぼうとする点で共通する者が一つの場所に集えることは大学の醍醐味の一つだと思う●途中1回のみの参加という点で、聴講者の目的が今ひとつ不明である③ 要望・提案等●双方向講義の実践●教員にテキストを自選させていただきたい●チュートリアル制度の導入による別設定の少人数討論を授業の一環に取り入れるべき●学生自身に自分の意見を述べさせる工夫が必要。社会人を含めた討論の設定を積極的に位置づけるべき●教員、学生ともに互いの意見をもっと交換したほうがいい●学生には、理解するために多くを経験し、今の自分の可能性を知り、常に謙虚で柔軟な姿勢でいてほしい●教室設備の充実(プロジェクタとホワイトボードの有効利用、機器の掃除等)●教員は学生に嫌われても筋を通す(ただし傲慢ではなく大人として尊重する)ことで学生は集中する●全学の具体的、組織的活動の難しさを感じる。教育組織の一員としての個々の努力も必要●共通教育は高校教育と学部教育の狭間にあり、これらとともに解決する必要がある。原点の再確認●学生、教員どちらか一方に問題があれば教育効果は期待できない●学生の私語が他学生の集中力の阻害となり、教員の意欲を減退させる●教員同士が気軽に授業を参観しあえる雰囲気づくりが必要●アンケートを頻繁にやりすぎるのはいかがなものか●教育の場として、学生の受講態度の悪さは問題●語学クラスは今の半分くらいの人数になれば更にやりやすい3-3 .新任教員FD研修会 高等教育研究開発部会では、共通教育における教員の資質向上ならびに教育改善を目的として、共通教育科目等の授業公開・授業参観を行っている。鹿児島大学FD委員会は、新任教員に対する授業改善やFDの啓発を目的として、新任教員FD研修会を行っている。その取り組みの中で、平成22年度は、後期授業公開科目のうち新任教員担当の3科目について新任教員相互に授業参観し、授業終了後に検討会を行った。本企画をとおして、新任教員の授業改善に対する意識が高まったと考える。また、FD委員会の企画により、新任教員を対象として、FDワークショップ・意見交換会「『自ら学ぶ学生』をいかに育てるか」が開催された。参加者からは、教員同士で連携を図りながら、教育組織として教育改善に取り組む必要性が指摘された。27

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