平成23年度 鹿児島大学 FD報告書
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18学生・教職員ワークショップ〔ピア・サポート第3段〕「鹿大らしいピア・サポートを創り出そう」報告1. はじめに     2011年12月22日(木)16:10~18:45 学生29名、教員16名、職員14名(全59名) 稲盛アカデミー棟1階過去2回のワークショップでのピア・サポートの共通理解の獲得、ピア・サポートに関する提案等についての意見交換を踏まえ、具体的な体制づくりを目指す。学生…当事者として関わることのできる制度案を他の参加者と協力してつくる教職員…制度の意義を理解、支援できるような制度案を他の参加者と協力してつくる グラウンドルールは円滑なディスカッションを行うための基本的な規則である。特に本ワークショップでは立場も年齢も異なる多様な参加者であることから、どの参加者も対等な発言権を持つ、他者の話をさえぎらない、場を独占しないことなどが強調された。 ディスカッションに際しては、7~8人からなる学生・教員・職員混合グループが結成された。各グループには話し合いのメモとプレゼンテーション資料の提示の役割を兼ねてホワイトボードが与えられた。3. おわりに 今回のワークショップを受け、具体的な制度の設計が求められる。今回、各グループから様々なピア・サポート制度の提案が行われた。しかし、中には既に一部学生によって、あるいは学部学科単位で部分的に行われている取り組みも存在する。そうした既存の取り組みとの役割分担を考える必要がある。大学として支援すべき全学的ピア・サポート制度とはどのようなものであるかについて、実現に向けて具体的な検討を行うことが喫緊の課題である。 なお、ピア・サポートについては、その意義や効果についてまだ疑問の声も少なくない。また、認識が不十分な学生が支援を行うことによる弊害を懸念する声もある。大学として制度設計を行う場合には、支援側に立つ学生に対する事前研修が不可欠である。その上で、支援する学生も支援を受ける学生もそれぞれがともに成長できるような内容や方法の検討が必要である。(文責 教育センター 伊藤奈賀子)日  時参加者数場  所目  的目  標プログラム:(進行:田口則宏FD委員)16:10~16:35 【導入等】 グラウンドルールの確認   グループ分け   自己紹介16:35~17:30 【ディスカッション】 テーマ選択:新入生支援、学習支援、学生生活の支援、就職活動支援   具体的な支援内容、方法、時期、場所などの検討17:35~18:45 【グループ発表・質疑応答】2. ワークショップの概要鹿児島大学FD報告書

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