平成24年度 FD報告書
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23共通教育における学習実態・学習成果に関する調査1.調査の目的 今回の調査は、以下の二点について的確に状況を把握し、本学の教育改善に資することを目的として企画された。 第一に、共通教育科目等を受講する学生の実態の把握である。授業においてより高い教育効果をあげるためには、学生の基礎知識がどのようなものか、どのような学習ニーズをもっているのかを把握しておく必要がある。それらが分かって初めて、効果的な教育改善の方法を考えることができるのである。 第二に、これまで本学が行ってきた様々な改革や教育改善活動の適切性である。本学では共通教育科目等について、科目の新規開設や整理をはじめとして様々な改善を加えてきた。そうした改善の成果が適切に現れているかを検証するということである。 本調査の結果は、共通教育科目等として開講される個々の授業の改善だけでなく、カリキュラムや教育環境の整備に向けた貴重なデータともなる。同時に本調査の結果は、専門教育の改善にも活かされるものである。専門教育の中心はほとんどの学部で2年次後期以降にある。そのため、2年次前期までの学習を終えた学生の実態を把握することにより、より適切な専門教育を行うことが可能になる。2.調査概要調査実施者:2011年度鹿児島大学全学FD委員会調査テーマ:鹿児島大学の学生の学習実態や成果及びそれらに対する意識調査方法:授業時の質問紙による自記式調査調査時期:2012年1~2月調査項目:日頃の行動・習慣・考え/共通教育科目等の授業における学習の仕方/共通教育において入学時点と比べて変化したこと/鹿児島大学に対する思いなど注1)対象者数は、教務WEBシステム 統計資料(入学者集計表-2010年度入学)から引用3.調査対象者法文学部教育学部理学部医学部(医学科)医学部(保健学科)歯学部工学部農学部水産学部合  計学  部送付枚数回収枚数回収率対象者数(注1)2年生(2010年度入学)(内留学生数) 430 399 1 242 60.65% 320 286 0 204 71.33% 220 186 1 64 34.41% 130 101 2 45 44.55% 150 121 1 91 75.21% 80 49 1 47 95.92% 450 412 5 324 78.64% 280 248 2 193 77.82% 180 144 0 99 68.75% 2240 1946 13 1309 67.27%

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