平成24年度 FD報告書
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31Moodleを活用した授業は平成23年度48科目、平成24年度54科目となっており、微増している。ただし、21%を占めていた平成22年度に比べ、14.6%と減少している。全科目数から考えると、紙媒体を使用している授業担当者の割合も85.5%から80.5%と減少している。Moodleへの移行が望まれるが、現状では、アンケートをMoodleで実施すると学生からの回答が得られにくい傾向がある。今後はアンケートの実施方法やMoodleで実施した際の学生の回答を促すなど方策を検討する必要がある。 また、中間授業アンケートの結果は各教員が直接集計するものであり、教育センターとして集約していない。そのため、組織的なカリキュラムや授業の改善に活かすことが困難な状況にある。組織的な教育改善につなげるためにも、アンケートの内容も含めて改善を図る必要がある。3.授業公開・授業参観 学内教員に対する共通教育科目の授業公開・授業参観を、前期は6月18日(月)~6月29日(金)に、後期は10月29日(月)~11月9日(金)に実施した。前期は、参観者がのべ6名で、参観の行われた科目数は、教養科目4科目(うち推奨科目1科目)、基礎教育科目2科目(うち推奨科目2科目)の計6科目であった。 後期は、参観者がのべ3名で、参観の行われた科目数は、教養科目1科目(うち推奨科目1科目)、外国語科目2科目(うち推奨科目1科目)の計3科目であった。前年度当該期に実施した学生の授業アンケート結果を基に推奨科目を提示しているが、参観された授業の約半数は推奨科目であった。 本企画については参加教員の減少が顕著である。これまでは参観者の授業改善を目的として参加を促してきた。しかし、授業の内容や方法に関する情報が充分でなく参観科目が選びにくい、目的の異なる科目の授業方法は活かしにくいなどの意見がある。また、全部局において体系的なカリキュラムの構築に向けた取り組みが勧められているものの、共通教育科目に関してはまだその中に充分組み込まれていない。そのため、共通教育科目を参観する意義が理解されにくい状況がある。今後は共通教育科目の授業参観の目的そのものを見直し、教育改善に資する取り組みとして位置付け直すことが必要である。教育センターのアンケート用紙(配付用紙数)教員独自の用紙moodleでの実施その他計科目数328(16,980)10472387割合(%)84.8 2.6 12.1 0.5 100.0 科目数273(10,443)23819386割合(%)70.7 6.0 21.0 2.3 100.0 科目数307(16,544)1483359割合(%)85.50.313.40.8100.0割合(%)80.50.814.64.1100.0科目数297(15,912)35415369平成21年度(後期)平成22年度(後期)平成23年度(後期)平成24年度(後期)年度表1 中間授業アンケートの実施方法実施方法

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