平成24年度 FD報告書
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43授業アンケートに関する事項●授業改善メモは自身の授業を振り返り、次回の改善を考えるのに役立つ。●授業改善メモを作成しながら、次回の授業の改善に役立てている。●授業改善メモは良い。できれば同じ科目の別の担当者の授業を見学したい。●授業アンケートの結果の推移をみて、授業改善に反映させたい。●授業アンケート結果が数値とグラフで示されるので、よく理解できる。●授業アンケートの質問事項が今年からかなり改められ、具体的内容がよく読みとれるようになった。●評判がよい講義については、授業改善メモを免除していただきたい。●授業アンケートは学生に負担。これ以外に方法はないものか。●授業アンケートの取り組み目的を否定的には考えていないが、学生側から見たときはあまりにもアンケートが多くなっていないか。●授業アンケートの一律実施はやめたらどうか。役立つのは自由回答欄のみ。●授業時に外部の方が来てアンケートを回収されるようなシステムがあれば、教員に見られる心配が減り、割と正直な意見を書く可能性が高くなるかもしれない。●それぞれの質問の回答の関連性(例えばQ5授業の難易度とQ10自主的な学習との関連性)がわかれば、より効果的な対応が可能となる。●授業アンケートの対象(学部や性)により反応が異なるため更なるデータ収集が必要である。7. 「共通教育における学習実態調査・学習成果に関する調査2011」結果の検討 全学FD委員会により、「共通教育における学習実態調査・学習成果に関する調査2011」が2012年1~2月に2年次生(2010年度入学生)を対象として実施された。その結果を受け、教育センターとしての教育改善に向けた検討を行ったところ、下記のような意見が出された。①「問5 共通教育科目等において受講した授業形態」:「役に立った」の中身 「とても役に立った」「少し役に立った」だけでは何が、何の役に立ったか分からない。そうした授業形態のどのような点が、自分のどのような部分で役に立ったと感じているかが明らかになるようにすべきではないか。②「問6 共通教育において経験したこと」:授業での経験の学習動機に対する影響 ミニッツ・ペーパーを書くことや小テストを経験している学生は多い。しかし、特にミニッツ・ペーパーについては、学習動機の高まりにあまり寄与していない。授業の感想などをただ書かせるだけでなく、問題を解かせるなど学習への危機感を持たせるような形で行う必要があるのではないか。 事前あるいは事後の自宅学習が必要となるような課題を出すことも、同様に検討してはどうか。自宅で充分な学習が行われていなければ解けないような課題が課され、その結果が悪ければ不可が与えられるような科目が増え、単位が取りやすいとされる授業が減っていけば、共通教育科目の質的向上にもつながる。 レポートや答案へのコメント付きでの返却は学習動機の向上にもつながっており、積極的に行うべき。ただし、大人数の授業ではなんらかの工夫が必要。

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