平成25年度 鹿児島大学 FD報告書
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発達障害学生の理解と授業支援を考える平成25年10月5日(土) 13:00~16:30郡元キャンパス 稲盛会館140名(参加校:鹿児島純心女子大学、志學館大学、鹿児島女子短期大学、鹿屋体育大学、鹿児島純心女子短期大学、第一工業大学、鹿児島国際大学)大学地域コンソーシアム鹿児島、鹿児島大学FD委員会FD・SD合同フォーラム日  時テーマ場  所参加者主  催8鹿児島大学FD報告書1. 概要2.基調講演「発達障害学生に対する修業支援~合理的配慮の探究~」講師:西村 優紀美氏 (富山大学学生支援センター・アクセシビリティ・コミュニケーション支援室長) はじめに、本講演内容の主な項目は次のとおりである。なお、これは講師から示されたものではなく、筆者が独断で整理したものであることをお断りしておく。(1)発達障害学生支援に関する社会的な動き(2)大学等における発達障害学生数等(3)発達障害の種類や学生生活上の問題等(4)合理的配慮と発達障害者支援における特有の問題(5)富山大学における発達障害学生の支援体制と特長(6)富山大学における支援事例(7)まとめ、付録(教育・指導上のヒント、安定した修学を支える居場所づくり)、参考資料等 以下では本講演の中心テーマである(4)と(5)について要旨を述べていく。 文部科学省の「障がいのある学生の修学支援に関する検討会報告(第一次まとめ)」(平成24年12月)では、全ての障害種を対象に合理的配慮を求めている。合理的配慮の定義については、「大学等が必要かつ適当な変更・調整を行う」、「大学の体制面、財政面等において、均衡を失した又は過度な負担を課さないもの」とし、その決定に当たっては、学生本人を含む関係者間で、可能な限り合意形成・共通理解を図ることが望まれ、根拠資料(障害者手帳、診断書等)の提出を求めることが重要としている。

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