平成25年度 鹿児島大学 FD報告書
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4. おわりに 事後アンケートを見ると、ワークショップを有意義だと受け止めた参加者の割合は総じて高く、全体のおよそ9割が「非常にそう思う」または「少しそう思う」と回答している。特に教員は、65%が「非常にそう思う」と回答しており、本ワークショップが貴重な機会になったといえよう。 今後、自主的な学習の重要性を、より多くの学生、教員に理解してもらうためには、このようなワークショップに、さらに多くの参加者を得ることが必要であり、そのための方策についても検討すべきであろう。また、ワークショップで得られた様々な提案を、単にこの場でのものにとどめず、実際に大学側に提案していくためには、議論のテーマを絞り、より具体的で建設的な提言を行うことをワークショップの目的とすることも考えられる。そして、自主的な学習の実現のためには、各部局でのFD活動が大きな鍵を握る。本ワークショップに参加した教職員、学生が中心となって、ワークショップで得られた様々な提案と必要な取組が、各部局に波及していくことが、最も重要であるといえるだろう。 今回のワークショップのような機会を積み重ねることにより、教職員と学生が、さらには異なる部局の教職員同士、学生同士が、対等な立場で率直に意見を交換し相互理解を深めることで、大学の目指す望ましい教育が実現されることを願ってやまない。(文責:理学部 青木 敏)25

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