平成25年度 鹿児島大学 FD報告書
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鹿児島大学FD委員会委員長(教育担当理事)清原 貞夫 本報告書は「教育センター年報」から独立して4年目の報告となりました。鹿児島大学のFD活動は、各学部の教育研究職員、教育センターの先生方、職員の方々の協力の下、年間に実施する事項なども定着し、それぞれの目的に向かって企画実施されてきました。 FD委員会のミッションは、本学が掲げる教育理念・目標を達成すべく、教員個々の教授法の開発と授業力アップ、そして学生支援が中心です。昨今さらに、カリキュラム・プログラムの開発、教育環境および教育制度の開発などへの提言も求められてきています。平成22年度以降のFD委員会の活動の詳細はHP(http://www.kagoshima-u.ac.jp/education/fd.html)をご覧ください。平成25年度は、4つのワーキンググループ「FDガイド、実態調査」「FD研修会・講習会」「FDフォーラム」「学生・教職員ワークショップ」を設け、すべての委員が必ずどれかに属して、企画・運営に携わっていただきました。 継続的な取組として、新任教員FD研修会、FD・SDフォーラム、鹿児島大学共通教育における学習実態・学習成果に関する調査報告書の発行、そして学生・教職員ワークショップ『自主的な学習のできる学生を育成する教育の推進』が行われ、FDガイド第6号、第7号も発刊されました。また、これまで新入生オリエンテーション説明者講習会を兼ねて3月末に実施していた教育・学生支援担当教職員講習会は、平成25年度は、学生支援研修会として実施し、前田芳實学長から本学の学生支援体制についてご講演いただき、保健管理センターの川池先生からは、保健管理センターの学生相談と学生支援についてご講演いただきました。このように、継続は力であり各事業少しずつ改善が加えられ、向上している様子がみてとれます。 FD活動は、教職員個々人の向上意識と自発的な取組が不可欠であります。教育を改善する活動には多大な時間と労力がかかると思います。そして想像力と創造力が必要でもあります。授業力アップには各教員の最も大切にする価値や活動に根ざすことが肝要であり、その中心的「核」となるものは、各教員の研究領域・活動であると思います。したがってFDでは、研究活動と教育は密接に関与することを自覚し、職務遂行力の向上とキャリア形成を念頭に、教職員の全員が一歩一歩、粘り強く、研究・教育活動を推進していっていただきたいと念じています。平成25年度FD(ファカルティ・ディベロップメント)報告書作成にあたって Ⅰ2

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