平成25年度 鹿児島大学 FD報告書
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74.研修会のまとめ アクティブ・ラーニングの事例紹介としてクリッカーを使用した授業の進め方が紹介された。その後、アクティブ・ラーニングを取り入れた形式で参加者5~6名ずつの6グループを形成して、グループワークを実体験していただいた。グループワークでは、“鹿児島の魅力を外国人にアピールする”、“桜島を世界遺産に登録する”、“水とともに”、“焼酎を造る”、“食と文化に関するパンフレットを作成する”、“鹿児島を売り込め”、といったサブタイトルの「鹿児島探訪」のシラバスを作成し、それについてのプレゼンテーションを行っていただいた。参加者からも指摘があったが、アクティブ・ラーニングは、その評価方法が確立されておらず、今後の検討課題としてアクティブ・ラーニングの評価方法をより工夫する必要があると思われる。 今回の研修会において、これまでの教育経験の全くない新任の先生が参加者全体の約3分の1を占め、シラバス作成を実際に経験していただいたことにより、教員と学生の双方向型授業を強く意識づけ、それぞれの先生方の部局及び共通教育における授業の質の向上に役立つものと期待される。(文責:水産学部 小松 正治)

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