鹿児島大学FD報告書(平成26年度)
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4.研修会のまとめ 研修会自体がアクティブ・ラーニングの手法で企画された。まず基調報告で、鹿児島大学の目指す教育の実践、望ましい学習像(学生が能動的に学習する過程が必須であり、教員の役割は学生の学習支援である)を参加者に伝えた。 次に、グループ討議(ワークショップ形式)においては、アクティブ・ラーニングを活用した新しい科目の提案として、授業「失敗事例から学ぶ」を取り上げた。討議の課題では、建築耐震偽装、医療事故、食品偽装、水俣病などの失敗を起こさないために必要な知識、技能、態度、倫理観等は社会人、専門家に必須であり、大学生が習得すべき学習内容となっていることを説明し、グループ討議に移った。グループ分けは、専門分野横断的に行った。 グループ討議では、失敗事例に学ぶ授業をアクティブ・ラーニングの手法によって組み立てることが期待された。5グループごとに特色ある議論がなされ、「現代社会と職業倫理」、「ネット時代の情報発信を考える―SNS炎上から身を守る―」などをテーマとして学生の主体性・能動性を引き出す授業計画案の報告がなされた。 今回の研修を通して、問題解決力と自主的な学習習慣を習得するためのアクティブ・ラーニングの重要性を理解し、授業計画の立案と学生の支援を行うことができる、という目標を参加者に自覚してもらうことができた。9136141065811122112141513131353255864112211111111110%20%40%60%80%100%研修会は良く準備されていた到達目標が明確に示されていたアクティブ・ラーニングを活用した教育が理解できた大学に求められている教育が理解できた自分の教育業務に活かせる内容を修得した自分に必要な知識を得ることができた参加したことにより教育活動に関する関心が高まった全体として満足できるものだった(全体評価)研修の内容そう思うどちらかといえばそう思うどちらともいえないあまりそう思わないそう思わない未回答

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