鹿児島大学FD報告書(平成26年度)
20/45

鹿児島大学FD報告書18②「英語で学ぶ」授業を実施する際の問題点とその解決方法は何か?【②‐1班】◎現状の問題点、改善項目●教員と学生との間で英語力の差が大きい。●多くの教員が英語で専門分野の授業をしなければならない(例:水産学部H27年度から)●受講学生のバックグラウンドの違い 留学生 : 英語は理解できるが専門内容を理解できていない。 日本人 : 専門内容は理解できるが、英語が理解できない。◎提案●教員のスキルアップ(教授能力向上)に向けた努力が必要(資格取得など)。大学のバックアップも有効。●英語で授業を行う目的を理解して、目的に合わせた授業内容や教授法を考える(全講義終了時に何を身につけさせたいか、という目的を明確にすべき)。●英語で学ぶ授業を必修にするという方法もある。●英語で学ぶ「動機づけ」となる授業を行う。英語の重要性を学生に理解してもらうことが必要。 →低学年のうちから国際学会などに同行させ、刺激を与えるetc.●英語を学ぶ環境を整える(ハード/ソフト両面で)●ディスカッションを活発にするために少人数制を取り入れる。【②‐2班】◎現状の問題点、改善項目●学生の英語学習のモチベーションをどうあげるか?●学部による違い。●英語で何を伝えるか、中身の問題。●教授法◎提案●専門英語に特化する●英語テキストを利用●英語に関心をもつ学生を集める。全体のレベルUPは難しい。●英語のプレゼンは比較的上手。いかに英語でのディスカッションをさせるか? 質疑応答の仕方を教えるのが大事。質問のフォーマットを覚えさせる。●専門教育との連携が必要。英語で相手に伝える中身がないので、そこを強化する。専門教育のなかで英語の重要性を伝えないといけない。●下からお尻をたたく(TOEICなどの義務化)と上からひっぱりあげる(海外研修や海外の人の体験談を聞く)の両方をやるしかない。●反転授業(英語で教材を与え、予習してもらい、授業中には質問やディスカッションをする)結論として、学部レベルでは「英語で学ぶ」よりは「英語を使う」と考えたら良い。

元のページ 

10秒後に元のページに移動します

※このページを正しく表示するにはFlashPlayer10.2以上が必要です