鹿児島大学FD報告書(平成26年度)
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36鹿児島大学FD報告書(1)学生アンケートと授業改善メモに関して●学生アンケート集計時、授業内容が異なるもの(例えば、実習Ⅰと実習Ⅱ)を一緒にすると分析しにくい。●知識を与えるのではなく、スキルを教える外国語授業用のアンケートをおこなってはどうか。●学生のアンケート結果をみることは、自分の授業の反省や改善に役立つ。●内容が易しくレポートや試験などの負担が少ない授業のアンケート結果が高くなる傾向も見受けられるため、教員の授業見学シートの活用など、異なった視点からの取組も必要。●授業中に告知したがアンケートの回答が少なかった。授業時間を割いてまでしたくない。●授業の質は教員に依存している現状であるため評判の良い授業はこの授業改善メモの提出を免除してもらいたい。●このアンケートは役に立たない。●このアンケートも教員の負担が増えているだけではないか?●授業改善メモは授業を客観的に振り返るよい機会となっている。続けてほしい。(2)組織的取組による教育改善の提案●TOEIC、英検などの基準を設け、卒業要件とする。●クラス編成を学力(習熟度)別にする。●教育センターで「反転授業」について議論してみたらどうか。●各科目分類での教員間の意見交換があると良い。●学生の自習時間の不足について対策を考える。 (3)備品等環境整備の要望●スクリーンを使用しても板書できるよう移動式ホワイトボードを備えてほしい。●タブレット端末を接続したいので、HDMI端子で接続できるようになると助かる。●教室において、机や椅子の配置、形状、教師の位置等は、授業を左右する大きな要素である。キャスター付きの机、椅子等、自在で多様な教室空間が作れる「可動式」の教室が導入されることを望む。(事務部から整備を検討しているとの返答) (4)情報提供の要望●共通教育改革について非常勤講師にも知らせてほしい。●優秀な教員の授業を見学したい。 (5)その他●教科書を教員が自由に選定できるようにしてほしい。(英語)●授業準備に費やす時間の確保のために、教員一人当たりのコマ数を減らす、無駄な会議を無くす。 以上のように、授業改善に関するさまざまな意見が寄せられた。「1.学生アンケート・授業改善メモに関して」は、実施について疑問の意見もあったが、具体的な方法改善の意見、授業改善に活かされているという意見もあった。統一的に行うことで生ずる負担感と内容・方法の制約への対応が課題となる。「2. 組織的取組による教育改善の提案」には、具体的な提案が記され、教育センターによる検討だけでなく、教員間の意見交換につなげたい。「3.備品等環境整備の要望」

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