鹿児島大学FD報告書平成31年度
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28鹿児島大学FD報告書3.回答率 1年生のアンケート回答者数は1269名、3年生のアンケート回答者数は1183名で、回答率はそれぞれ64.7%と62.3%であった(アンケート①と②いずれかのみの回答者を含む)。学部別の回答者数および回答率は次の通りである。4.回答結果について 本アンケートの回答結果については、令和2年4月の全学FD委員会にて本学の回答データのみ報告が行われた。大学IRコンソーシアム全会員校の回答結果については毎年秋頃に公開されており、本年度についても他大学の回答データが公開され次第、他大学との比較に基づく本学学生の特徴分析が進められ、同委員会にて改めて報告が行われる予定である。1年生3年生42221618710812053455217151321961法文学部教育学部理学部医学部医学科医学部保健学科歯学部工学部農学部水産学部共同獣医学部合計269166115636348343899023126963.7%76.9%61.5%58.3%52.5%90.6%75.4%41.0%59.6%71.9%64.7%4352201901021184739022114729189910514512395524134315110226118324.1%65.9%64.7%93.1%44.1%87.2%87.9%68.3%69.4%89.7%62.3%※回答者数および回答率は、アンケート①と②のいずれかのみの回答者を含む調査対象数回答者数回答率調査対象数回答者数回答率2.目的 本企画は、テーマに掲げる「共同学部はなにが共同なのか」という問いについて、共同学部に関わる当事者以外の大学関係者が理解を深め、その意義について考える機会とすることを目指したものである。共同学部においては実際のところ何が「共同」で行われているかについては、本学のように学内に共同学部を有する大学においてもほとんど知られていない。実態さえ十分知られていないため、その意義や利点、また、運営に伴って生じる課題等については全く知られていないとさえいえる。 我が国の高等教育を取り巻く状況は極めて厳しい。予算は減額され続けており、それによって教職員数も減少の一途をたどっている。その一方、学士の質保証に対する大学の責任はむしろ増している。つまり各大学は、人も予算も減少する中、さらには18歳人口減少に歯止めがかからず従来と同等の学力層の高卒者を確保するのが困難な状況の中で、より高い質の学士の輩出を求められているのである。

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