鹿児島大学FD報告書令和3年度
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13テーマ日  時場  所参加者学習者中心の学習環境デザインを考える令和4年2月18日(金)13:00〜15:00Zoomを用いた遠隔リアルタイム配信ののちオンデマンド配信リアルタイム配信:15名、オンデマンド配信:のべ19名 本年度の若手教員研修会の目的は「学習者中心の学習環境」をキーワードとし授業デザインについて検討することである。 高度な専門性の育成を大きなミッションとする大学教育においては、知識内容としての重要性が先行する形で授業デザインが行われる場合が少なくない。近年は、達成すべき学習目標を踏まえた授業設計の重要性に対する理解が徐々に高まっているものの、教員の間に十分浸透しているとは言い難い状況がある。 そして、いま一つ注意しなければならないのが、学習者中心の学習環境デザインである。高度な専門性を有する教員の側からすれば早期に理解・修得すべき内容であっても、学習の全体像が把握できていない学習者にはその意図がわからず、十分な理解に至らない場合があり得る。また、学習者の既存知識に基づいて授業内容を変更したり、興味関心を考慮しながら学習の順序を検討したりするといった配慮も、より高い学習成果を挙げるには重要である。 こうした点を踏まえ、前半は学習者中心の学習環境デザインについての解説や事例紹介を実施し、後半は自身の授業設計及び授業そのものの改善につながるワークを実施した。 前半は、前半は学習者中心の学習環境デザインについての解説や事例紹介を実施された。話題提供者やタイトルは以下の通りである。 話題提供を頂いた清水佐智子先生(医学部・保健学科)と日髙佑郁先生(共通教育センター)は、2021年度・前期の遠隔授業アンケートにおいて「良かった授業」として学生から多くの名前が挙げられた教員である。それぞれの話題提供の概要は以下の通りである。内 容担当・概要清水 佐智子 先生(医学部保健学科)日髙 佑郁 先生(共通教育センター)森 裕生(高等教育研究開発センター)話題提供①:遠隔授業でのグループワークのデザイン話題提供②:学生のモチベーションを考えた英語授業の実践学習者中心の学習環境デザインとは?質疑応答若手教員研修会1. 概要2.目的3.前半:話題提供

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