令和4年度鹿児島大学FD報告書
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10(文責:森 裕生)鹿児島大学FD報告書参加した教員はTPチャートを作成した。これらの活動を通して「授業の振り返りの機会は非常に重要だと感じた」「理念を考えたことがなかったので参考になった」といったコメントが挙がった。参加した教員にとっては授業・教育活動を振り返る良い機会になったと考えられる。一方で、今回は7名と比較的少人数での開催となった。授業の振り返り研修会として「TPチャート作成」は、今後も各学期での定期開催を予定している。本学において授業の振り返りそのものを対象とした研修は十分とは言いがたい。また、一度作成した教員も2年ほどを目安に更新・再度作成することでより深く継続的な振り返りを行うことが可能である。これらの機会を担保するために定期的な開催が必要であると言える。1回のワークショップで20名程度の受け入れは可能であるため、広報活動に力を入れながらこの取り組みを広げていく必要がある。また、TPチャートは半日〜1日程度のワークショップで作成が可能である。一方で、ティーチング・ポートフォリオそのものは、2泊3日の合宿形式のワークショップでの開催が一般的である。このようなより発展的な取り組みの開催も視野に入れながら、本学における授業の振り返りのあり方やTPチャート作成ワークショップの位置づけなどの検討が必要であると考えられる。4. まとめ

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