令和4年度鹿児島大学FD報告書
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19 本年度は、FDガイドを2号発刊した。昨年度に引き続き、前年度の鹿児島大学ベストティーチャー賞最優秀賞受賞者である4名の教員に執筆を依頼した。 第26号は片岡美華准教授(教育学部)と宮本旬子教授(理学部)にそれぞれ執筆いただいた。 片岡先生は「結びつける」ことを意識した授業運営を行っている。主に、障害のある子どもについての知識と具体的なイメージ、講義で学ぶ理論と実習、ユニバーサルデザイン教育の理論と実際の授業運営という3点である。これらに、事例や視聴覚教材の活用や講義と実習の往還等を通じて取り組んでいる。 宮本先生は、自身の鹿児島大学着任から現在までの模索を踏まえ、コロナ禍での授業運営において様々な工夫を取り入れていた。遠隔授業において基礎知識を伝授するだけでなく、研究上の話題等をTipsとして提供したり、最終的にミニテキストや用語集となる積み上げ式の課題で評価したりすることとした。 専門分野の違いもあって両者の具体的な取り組みには相違点も多いが、相違点があるからこそ各教員が各々の専門性を踏まえて参照できるメッセージが多数含まれている。FDガイド第26号(表)FDガイド第26号(裏)鹿大版FDガイド第26・27号の発刊にあたって1. 概要2. 第26号「ベストティーチャーに聴く授業の工夫⑦」

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