トップページ教育・学生生活【お知らせ】令和元年度学生・教職員ワークショップ開催のご案内(鹿大 FD委員会)

【お知らせ】令和元年度学生・教職員ワークショップ開催のご案内(鹿大 FD委員会)

鹿児島大学FD委員会は、学生・教員・職員の3者で集まる、ワークショップを開催します!


学生・教職員ワークショップって?

平成22年から、毎年1回開催している、学生さんと先生方・職員が一堂に会してワイワイお話するワークショップです。H30workshop.jpg

学生の皆さんは、ふだん先生たちがどんな思いで講義をしているかご存知ですか?また、いつもはあまり話せない先生方や大学職員に、尋ねてみたいことはないでしょうか?


先生方は、学生の皆さんが一体何を考えているのか、分からないな...と思ったことがありませんか?また、学生さんがどんな希望を抱きながら講義を受けているのか気になったことはありませんか?

「学生・教職員ワークショップ」は、そんな3者の架け橋となるワークショップです。毎年、参加した学生さんや先生方から好評です。

 

令和元年度は、「学生調査の結果をいかに活用するか」をテーマに、特に学生が意義を感じられる学生調査の実施と結果公表、改善への活用の仕方について考えます。日頃あまり本音で話すことのない皆とお話ができる機会です。本学の学生、教員、職員の皆さんは誰でも参加可能です!お友達や周りの先生を誘って、皆さんで遊びにきてくださいね。

【特別講師】畑野 快 氏(大阪府立大学 高等教育開発センター)

 


<ワークショップ概要>


【日時】令和元年12月9日(月)16:10~19:10

【場所】鹿児島大学郡元キャンパス 学習交流プラザ2F 学習交流ホール

【対象】本学の学生、教員、職員

【ポスター】PDFはこちら


 

<プログラム>

16:10 開会挨拶〈武隈 晃 FD委員会委員長・理事(教育担当)〉
16:20 趣旨説明〈中里 陽子 FD委員・高等教育研究開発センター〉
16:30 基調講演〈畑野 快 氏 大阪府立大学 高等教育開発センター〉
17:10 休憩
17:20 グループ活動①:自己紹介・課題の明確化
17:50 グループ活動②:学生調査の結果をどう共有し、学習・教育活動につなげるか
18:40 グループ討議・発表
19:00 閉会挨拶、アンケート記入(今井 裕 FD委員・共通教育センター)


<申込み・問合せ>

所属の学生係または学生部教務課教育企画係(共通教育棟1号館5階)まで

メールかお電話にてお申込みください。

(メール) ksuisin[@]kuas.kagoshima-u.ac.jp ([]内の@は半角にしてください)
(電 話) 099-285-8826

【申込み〆切り】令和元年12月2日(月) ※当日参加も可能です。


ワークショップレポート

学生・教職員ワークショップってどんなイベント?

そんな疑問にお答えすべく、写真とともに、これまでのレポートをお届けします!

 

◆「自主的な学習のできる学生を育成する教育の推進」(平成25年度)



この年は「自主的な学習のできる学生を育成する教育の推進」がテーマでした。

63名の皆さまに参加いただきました。

 



 

プログラム後半では、参加者同士で意見を出し合い、考えを共有しました。

講演を聞いて考えたこと、他の参加者との話し合いで生まれた素朴な疑問など、ホワイトボードには皆の意見やアイデアがびっしり書き込まれています。 

▾参加した学生の声(事後アンケートより)

・教職員が、学生のために色々されていることを初めて知り、嬉しかった。そこから、1つ1つの環境って、何を考えて作られたのかと想像すると、利用してみようという意欲や活用の仕方が分かった気がする。

・教員側の考え、意見を聞くという機会がこれまでなかったので、とてもいい機会となった。教員と学生間の考えのギャップが明確となった。

 

 

◆先生たちも苦労している?「英語を学ぶ」から「英語で学ぶ」へ。(平成26年度) 



テーマは「『英語を学ぶ』から『英語で学ぶ』へ」。

英語や留学に興味のある学生さんや、将来教員になりたいと考える学生の皆さんにご参加いただきました。

特別講師は、愛媛大学の田中寿郎先生でした。



▲意見を出し合う参加者の皆さん

 

▾参加した学生の声(事後アンケートより)

・自分は留学して、将来的に小学校教員になることを考えているため、留学先でどんなことを学び、小学校の現場でどのような教育をすると良いかという考えを深められる良い機会となった。

・教員の立場から見た「英語で学ぶ」ということに関する考えを知ることができた。他大学の取り組みについて知ることができた。

・教員達も英語で授業をすることに対して不安に思っていることが知れて、今後先生とともに英語を学んでいこうと思えた。 

 

◆授業アンケートって、どんな風に生かされているんだろう?(27年度)

今では多くの講義で実施されている「授業アンケート」。鹿児島大学では、共通教育で全学的な期末アンケートを実施していますが、先生方が学生のアンケートを確認するのは学期終了後です。そのため学生へのフィードバックが充分でないという現状がありました。



特別講師は山形大学の小田隆治先生。小田先生は、東日本地域39大学・短大・高専(発足当時)からなる「FDネットワーク"つばさ"」の協議会議長です。

山形大学で行ってきた授業アンケートとその利用法について、具体的な実践例をあげて紹介いただきました。

 

▾参加した学生の声(事後アンケートより)

・どの先生も、アンケートの現状について真剣に話している姿を見ることができ、学生目線でとても嬉しいと感じた。

・ディスカッションの時間があっという間に過ぎてしまい、普段交流のない先生や学科の方と現状を話しあえて良い刺激になった。

・普段あまり気にしていないことを考える機会となった。アンケートに対する先生側からの考えを得られてよかった。

・大学ならではの難しさを感じた。そして組織的にやらないと全く意味のないことだと思った。

 

 

◆受講生が積極的に発言・行動する授業へのヒント~番組司会の経験からのアドバイス~(28年度)

平成28年度は、本学のFD委員と個人的に縁のある東京のテレビ局アナウンサーを講師としてお招きし、ご講演いただきました。

講師は様々なテレビ番組において司会を務めたご経験があり、会場の参加者にマイクを向けてやり取りしながらの進行は、さすがプロフェッショナルと思わせるものでした。しかしながら、講師から「自分はかつてあがり症で、しゃべり下手だった」という事実が語られると、参加者たちからも驚きの声が。どのように考え、行動することで克服したのか、また、学生の発言を促すためのポイントを、ご自身の経験を元にお話していただきました。



ワークショップ後半では、講師も交え、グループごとに意見や考えを出し合いました。学生にとっても先生方にとっても身近なテーマであったため、どのグループでも大変活発な話し合いが行われたようです。



▲リラックスした雰囲気で意見を交換する学生と先生方
 

▾参加した学生の声(事後アンケートより)

・(講演を聞いて)自分から発言していいのだ、失敗してもいいのだという事を学べた。

・正直、ディスカッションなどは苦手だと感じていたが、講師が仰ったように、自分から積極的に参加し、話すことで自分自身が分かった。参加して本当に良かった。他の学生にも拡げたい。

・教員側の思いを知らなかった。ここまで、教員が自分たちのことを考えている事を知り、自分自身の授業態度を改めようと思った。





◆学生の主体的な学びを加速させる(29年度)

今、大学で求められているアクティブ・ラーニング。

学生が主体的に学べるだけの力を身に付けさせることを目指すものであり、学習科学の観点から、学生の主体的学びを促す効果的な方策について、学生・教員・職員が、どうするべきかを話し合いました。

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特別講師は、関西学院大学高等教育推進センターの時任隼平先生。国際経験豊富な先生の講演は、大変興味深いもので、学生、教員も興味津々で聞いていたようでした。

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▾参加した学生の声(事後アンケートより)

・主体性について様々な人の意見が聞けた。自分の中で思っていたこととは違うこともあり、価値観が広がったように思った。また、教員とのワークを通して、学生には分からないこと(教員が考えていること)を聞けたので良かった。

・他者の考えを聞くことで、一つの事柄から様々な見方が参加者の分だけあることが分かった。

・学生の考えが聞けたこと。「主体的な学び」についての様々なアイデア、問題意識を知れたこと。

・教員としての教育責任と学生目線のアイデアの重要性を再認識した。

 

※学生の声については、語尾を統一しています。 
 


<申込み・問合せ>

所属の学生係または学生部教務課教育企画係までメールかお電話にて

お申込みください。

(メール) ksuisin@kuas.kagoshima-u.ac.jp (@は半角にしてください)

(電 話) 099-285-8826  

    

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