本学(鹿児島環境学研究会・奄美プロジェクト)では、生物多様性をテーマとしたシンポジウムを開催します。
奄美群島を含む琉球弧の生物多様性は、国際的に見ても特異な存在です。当該地域の生物多様性は、大陸との分離や結合による地史、地球規模の環境変化、黒潮の流れなどを反映して成立していると考えられています。
今回のシンポジウムでは、各分野で研究されている専門家にお集まり頂き、琉球弧の生物多様性の成り立ちの謎に迫ることとしております。
記
【日 時】 平成24年12月9日(日) 14:00~17:00
【場 所】 鹿児島大学郡元キャンパス 共通教育棟1号館131講義室
【参加申込】 不要(参加費無料)
【プログラム】
1.趣旨説明:鹿児島大学 岡野隆宏
2.話題提供
1)琉球弧の陸生動物相が描く系統地理パタンと固有性-おもに両生類、爬虫類を例として-
太田英利(兵庫県立大学自然・環境科学研究所教授)
2)琉球弧の維管束植物相の成立
横田昌嗣(琉球大学理学部教授)
3.話題提供
1)ハブとカンアオイから見る奄美大島の成立
服部正策(東大医科学研究所奄美病害動物研究施設准教授)
2)九州から沖縄の大型脊椎動物化石(中生代から現在まで)
仲谷英夫(鹿児島大学大学院理工学研究科教授)
4.総合討論
【本件お問い合わせ先】
鹿児島大学教育センター 岡野隆宏
TEL 099-285-3703
|