トップページイベント情報国際島嶼教育研究センター第191回研究会

国際島嶼教育研究センター第191回研究会

  • 開催日

    2018年11月12日(月)
  • 時間

    16:30~
  • 場所

    総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室(郡元キャンパス)
  • 対象

    どなたでも可
  • 参加方法

    参加費無料/当日参加可
  • イベント概要

    国際島嶼教育研究センターは、以下のとおり研究会を開催いたします。

    皆様方、多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。

     

    講師:野﨑 拓司(喜界町埋蔵文化財センター)

    演題:喜界町南部地域の発掘調査―最近の調査成果から―

     

    【要旨】
     喜界町では平成15年から圃(ほ)場整備事業に起因した大規模な発掘調査を継続的に実施している。島内中央部にある城(ぐす)久(く)遺跡の発掘調査からは、古代末~中世にかけて古代日本国家との関わり合いの中で交易拠点として成立した遺跡であることが分かり、全国的な注目を集めた。平成23年からは島内南部の手(て)久津(くづ)久(く)地区の調査を開始した。本地区は海岸段丘面に立地しており、段丘面に沿って溝・柱穴・墓などが多数出土している。ここからは14~15世紀代の中国産陶磁器が大量に出土しており、中世末の喜界島の様相の一端を知ることが出来る。現在整理作業中である。

     平成25年からは隣接する荒木中央地区の調査を開始した。こちらでは縄文時代後期~晩期の良好な遺跡群を検出し、遺構・遺物が多数見つかっている。本地区は現在も発掘調査中である。いずれの遺跡からも遺物が大量に得られていることから、今後の考古学研究に大きな影響を与えることが想定される。また、フローテーションや科学分析を継続的に実施しており、島内・島外の比較研究を進めていく予定である。

     今回の研究会ではこれら手久津久地区・荒木中央地区の調査成果について紹介する。

     

     

    この研究会は、本学当センターと奄美分室をスカイプでつないでおり、奄美分室でも視聴することができます。

    奄美分室へもお気軽にお運びくださいますと幸いです。

  • イベントリンク先

  • 問い合わせ先

    国際島嶼教育研究センター
  • 電話番号

    099-285-7394
  • FAX番号

    099-285-6197
  • メールアドレス

    shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp
  • 一般参加