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サワガニ類と島嶼環境(第199回研究会)

  • 開催日

    2019年09月30日(月)
  • 時間

    16:30~
  • 場所

    総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室(郡元キャンパス)
  • 対象

    学生・教職員・一般
  • 参加方法

    事前申し込み・参加費は不要です。 直接会場へお越しください。
  • イベント概要

    国際島嶼教育研究センター第198回研究会「サワガニ類と島嶼環境」

     

    国際島嶼教育研究センターでは、第199回研究会を開催いたします。
    皆様方、多数のご参加を心よりお待ち申し上げます。

    「サワガニ類と島嶼環境」

     

    【講師】成瀬 貫(琉球大学熱帯生物圏研究センター)

     

    【要旨】

     サワガニ類は、日本には琉球列島(種子島~与那国島)に22種、大隅半島に1種、上甑・下甑島に1種、黒島・宇治群島・口永良部島に1種、中之島・鹿児島両半島~青森に1種、が記載されており、重複を除くと計24種が知られている。サワガニ類の分布の中心は熱帯~亜熱帯域であり、世界からは実に1300種ほど知られており、その数は現在も増え続けている。およそ7200種知られているカニ類全体の約18%を占める、非常に大きなグループである。九州や本州などの温帯域では、いわゆる沢や緩やかな流れの川の上流、またその周辺に生息しているが、熱帯・亜熱帯ではより多くの生息環境に適応している。またサワガニ類は直達発生(プランクトン期がなく、親のミニチュアとして産まれる)をするため、生活史はすべて陸封化しており、島嶼環境で固有化している例が非常に多い。本公演では、このようなサワガニ類の起源や多様化、また島嶼での固有化や適応について概説する。

    なおこの研究会は、鹿児島市郡元キャンパスと奄美分室をスカイプでつないでいます。奄美分室でも視聴することができます。

     

    ※奄美分室アクセス

    〒894-0026
    鹿児島県奄美市名瀬港町15-1 紬会館6階
    鹿児島大学国際島嶼教育研究センター奄美分室

     

  • イベントリンク先

  • 問い合わせ先

    国際島嶼教育研究センター
  • 電話番号

    099-285-7393
  • メールアドレス

    shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp
  • 一般参加