研究会「ボーダースタディーズと島嶼研究」
開催日
2020年01月27日(月)時間
16:30~18:00場所
総合教育研究棟5階 国際島嶼教育研究センター会議室(郡元キャンパス)対象
どなたでも聴講可(学生・教職員・一般)参加方法
参加無料。予約不要。途中入退出OK。どなたでも聴講できます。イベント概要
「ボーダースタディーズと島嶼研究」
鹿児島大学国際島嶼教育研究センターでは、このほど研究会を開催いたします。
講師:岩下明裕(北海道大学スラブ・ユーラシア研究センター/鹿児島大学国際島嶼教育研究センター)
皆様のお越しをお待ちしております。
【概要】
ボーダースタディーズは、空間をどのようにとらえるかの問題意識を政治地理学と共有している。島嶼研究もまた島という空間を扱う学問ではあるが、「環海性」、「狭小性」、「字隔絶性」、「孤立性」などといった概念をもとに島という空間を規定しようとする。これらの概念は島を「ひとつ」としてとらえているようにみえるが、私たちはその考え方に疑念をもつ。例えば、北方領土はよく四つの島をくくるものとして通常語られるが、そのうちの「ひとつ」、歯舞は群島であり、本来、「ひとつ」ではない。例えば、対馬を「ひとつ」の島ととらえるのは正しいのだろうか。上対馬と厳原という2つの空間の歴史を振り返ったとき、これにはやはり無理があるように思われる。ボーダースタディーズはこのようなクリティカルな問題意識から島嶼研究を脱構築し、再構築することができるのではないかと報告者は最近、思い始めている。ボーダースタディーズのもつ、3つの分析ツールである「タイムライン」「透過性」「社会構築」をもとに、島嶼なる空間の問題を考えてみたい。
●奄美市でも視聴できます●(スカイプ視聴)
鹿児島大学(鹿児島市)と、当センター奄美分室(奄美市名瀬港町)をスカイプでつないでおりますので、奄美分室でも視聴することができます。
お近くにお住まいの方は、ぜひ奄美分室へお越しください!◆奄美分室:国際島嶼教育研究センター奄美分室(鹿児島県奄美市名瀬港町15−1紬会館6階)
【概要】
イベントリンク先
問い合わせ先
国際島嶼教育研究センター電話番号
099-285-7394メールアドレス
shimaken@cpi.kagoshima-u.ac.jp一般参加
可