トップページ学生インタビュー村瀬 建

  • 理工学研究科 総合理工学専攻
  • 村瀬 建 さん (兵庫県立豊岡高等学校)
  • 論理的な思考ができるようになり、将来は研究者で活躍したい!

Q.鹿児島大学の魅力は?

 キャンパスから桜島が見えることは外せないです。また、鹿児島大学は「ちょうどいい」大学であることが魅力だと思います。キャンパスの大きさ、学生の数、立地どれにおいても不便に感じることがなく、ストレスがない大学です。また、全国的に数が多くない学部、学科もあるため全国から学生が集まっていることも魅力です。初年次の講義では様々な学科の学生が混在した講義があり、新しい価値観と出会えると思います。
 種子島や内之浦からのロケット打ち上げのときには大学構内から打ち上がる様子を見ることができます。日本で唯一ではないでしょうか。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 大学院では研究活動に一番力を入れています。コロナ禍以降、国内外問わずオンラインでの研究会が非常に増えました。現地に行けないことは寂しいことではあるのですが、これまで移動や宿泊の関係で興味はあるけど行けなかった分野の研究会に参加できるようになりました。コロナ禍によって国内外問わず様々な研究会に参加しやすくなったことは非常に嬉しいです。研究会中の雑談時間がないことはやはり寂しいのでそろそろ対面での研究会にも参加したいです。

 

Q.コロナ禍において、勉強や研究のモチベーションを維持するために努力したことや工夫したことを教えてください。

 コロナ禍で自宅にいる時間がどうしても長くなりました。そこで、自宅に長くいても飽きない環境作りから始めました。具体的には研究活動をする机を作りました。居心地が良くなりすぎて家から出たくないことも増えてしまいましたが、お気に入りの場所ができて生活の質そのものが向上したように思います。また、人と会話をしない期間が長くなるとどうしても気持ちが下がってしまうので、週に1,2回程度でzoomを使った雑談会を実施していました。大抵は研究の話になっていましたが、モチベーション維持にはとても有効だったと思います。

 

Q.あなたがこれまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 外から情報を取り入れるときに何を言ってるのかさっぱりわからないということが減ったように感じます。さっぱりわからないときにどうすれば理解できるかの道筋が立てやすくなったとも言えます。大学で様々な価値観を持った人と雑談、議論したり、研究会の懇親会で立場が上の方と交流することで考え方が多様化したり、知見が広がったのだと思います。
 高校から劇的に成長したと感じることは文章を書くことです。小中学校の読書感想文ではどんな内容をどう書けばいいのか全くわからず大嫌いな生徒でした。高校までで時間をかけて文章の書き方を学んだり、実践する機会は多くなかったと思います。大学に入学してからは、レポート、卒業論文、査読論文、学振申請書類など論理的な文章を書く機会があり、他の人から自分が書いた文章に対してコメントをもらえます。経験を積むごとに文章が書けるようになっているように感じています。論理的な文章を書く経験は今後の人生で必ず役に立つ経験だと思います。

 

Q.あなたの大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか? 

 将来は研究者になることが大学に入る前からの目標です。大学に入学してからは人に教えることもやりたいと思うようになり、今は大学教員になりたいと考えています。しかしながら、現在の日本ではいばらの道と言われています。目標に向かって努力すると覚悟を決めてはいますが、もし、別の道に行くなら何ができるのかも考えてみようと、これまでの大学生活、研究活動で身に付けたものは、社会ではどのような場面で生かすことができそうかを最近意識するようにしています。幅広くアンテナを張り巡らせつつ、一番の目標に向かって奮闘していきたいです。

 

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 私は鹿児島県外の地方出身で、大学進学時に鹿児島にきました。鹿児島大学は多くの学部があるので関心事が自分とは違う人とすぐに話ができ、勉学や知見を広げるには良い環境です。火山灰との戦いは避けられませんが、お米、野菜、畜産物、海産物など食べるものはどれも美味しく、疲れたときには温泉が近くにある(郡元キャンパス周辺だけで約10ヶ所!)ので住む場所としても素敵な場所です。南の端だからなぁと思わず、進みたい学科、鹿児島大学でやりたいことができそうであればぜひ進学先候補として検討してみてください!