トップページ学生インタビュー城戸 未宇

  • 理工学研究科 物理・宇宙プログラム
  • 城戸 未宇 さん (福岡県私立筑紫女学園高校)
  • もっと学びたいと思える研究と出会い、日々研究!

Q.鹿児島大学の魅力は?

 鹿児島大学は市内に立地していながらも、構内はたくさんの植物に囲まれており、キャンパス内からは桜島を望むことができます。市内にいるとは感じないような綺麗な景色を見渡せることが魅力の一つです。
 また、私が所属している宇宙コースでは入来牧場に設置されている光赤外線望遠鏡や国立天文台と共同で管理している電波望遠鏡(VERA)の運用に携わることができます。実際に自分の手で望遠鏡を動かすこともでき、貴重な経験を得ることができます。


Q.大学生活で一番打ち込んでいることは?

 学部生の頃はアルバイトや部活動に打ち込んでいました。大学院生の今は研究に熱中しています。私は惑星の母体とされている「原始惑星系円盤」がどのような過程を経て形成されていくのかを、電波望遠鏡で観測したデータを用いて解析する研究を行っています。元々大学院への進学は予定していませんでしたが、もっと学びたいと思える研究と出会ったことで進学を決めました。

 

Q.コロナ禍において、勉強や研究のモチベーションを維持するために努力したことや工夫したことを教えてください。

 自宅待機期間中のモチベーションの維持方法にはかなり悩みました。家にいるとどうしても睡魔やゲームなどの誘惑に負けてしまいがちなので、自分に合いそうな勉強スタイルを調べては試してと日々試行錯誤を繰り返していました。その結果、私の場合は誰かが勉強している姿を見ると学習意欲が高まることに気づけたので、今でも家で勉強するときはYouTubeで勉強している人の動画を流しながら一緒に勉強しています。

 

Q.あなたがこれまでの大学生活を通じて、自身の成長を感じたことや印象的な出来事があれば教えてください。

 プレゼンテーションスキルです。大学1年生から様々な講義でプレゼンテーションの経験を積むことができたおかげで、初めの頃と比べるとスライド作成の際に特に成長を感じています。このスキルは社会人としても研究者としても必ず必要なので、これからも相手に伝わる分かりやすいプレゼンテーションを行うことを目指して努力していきたいです。

 

Q.あなたの大学卒業後や将来の夢、目標は何ですか? 

 宇宙には未解明な現象がまだまだ数多く存在します。それらの解明に少しでも繋がるように日々研究に取り組んでいきたいです。

 

Q.鹿児島大学への入学を希望している高校生に向けてのメッセージや本学のPRをお願いします。

 受験勉強は追い込むだけではなく、たまに一休みすることも大切です。つまずいた時こそ一息つくことで解決の糸口が見つかることもよくあります。受験勉強は決して楽なものではありませんが、勉強してきた分は必ずみなさんの力になっていることを忘れずに、本番は自分を信じて受験に挑んでください。応援しています!