(株)リクルートキャリアによる「内定辞退率」予測データ提供問題への本学の対応について

令和元年９月１３日

    学 生 各 位 　

　このところ新聞等で報道されているとおり、就職情報サイト「リクナビ」を運営する(株)リクルートキャリアが、２０２０年卒業（修了）予定の学生約７万５千人の「内定辞退率」予測データを顧客企業３８社に販売し、そのうち同意を得ていなかった学生が約８千人いたとの問題については、個人情報保護法違反にあたるとして、８月２６日に政府の個人情報保護委員会から同社に是正勧告が出されました。さらに９月６日には、個人情報をむやみに外部に提供することを禁じた職業安定法に違反するとして、厚生労働省による行政指導が行われ、本人の同意があっても、学生の不安を招き、就職活動に不利に働くおそれが高いとの指摘も受けています。

　(株)リクルートキャリアの「内定辞退率」予測データの販売サービスは既に８月４日に廃止されていますが、最近同社から、本学学生の中にも「内定辞退率」予測データが提供された学生が多数いたとの報告を受けたところです。

　ついては、本学としてもこのような事態を重く受け止め、当面下記のような対応をとることとなりました。

記

○(株)リクルートキャリアには就職ガイダンス等の講師等の協力を依頼しない。

○学内において「リクナビ」主催のイベント等の広報への協力は行わない。

なお、今後学生の皆さんが「リクナビ」を含めた各就職情報サイトを利用する際には、個人情報の取扱に十分留意の上、個々の判断で慎重に行っていただくようお願いします。また、この件について疑問や不安がある場合には、就職支援センターに遠慮なく相談してください。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　鹿児島大学就職支援センター長