医学部同窓会学部活動報告(文責:医学部医学科同窓会鶴陵会会長 髙松英夫)(文責:医学部保健学科同窓会理学療法専攻部会会長 宮崎雅司)医学科同窓会鶴陵会鹿児島大学同窓会連合会の発足から20年が経ちました。国立大学が国立大学法人となり動き出した平成16年(2004年)時、当時の学長は永田先生でしたが、私立大学にあるような同窓会組織が鹿児島大学にも必要だ、各学部は同窓会を持っているのでそれを統一して、鹿児島大学同窓会としてはどうだろうか、ということで、まず設立準備委員会が設置され、1年間準備を行ったあと、平成17年(2005年)4月に同窓会連合会が発足しました。(小生の記憶なので不正確です。)当時、鶴陵会は尾辻義人先生が会長で、「今度同窓会連合会が発足するが、会長は法文の江口さんに決まったが、良かろうや」と何かの機会につぶやかれました。当時小生は他の学部の状況に疎く、江口さんが何者かもよく存じ上げませんでした。江口会長はその後7期14年の長きにわたり連合会をまとめ上げてこられ、連合会会長としてふさわしい方だったと思っております。平成31年(2019年)に江口会長が退任され、冨永新会長の元、同窓会連合会が活動を継続していることはご承知の通りです。この20年間の間に尾辻会長、瀬戸山会長が亡くなり、令和3年(2021年)には江口前会長も亡くなられました。鶴陵会は令和7年(2025年)6月に一般社団法人として再スタートしました。法人化のメリットは「会員へのサービス向上」として会計管理の安全性と透明化、マイナンバー制度による税金対策の回避(将来、財務担当者もしくは会長名義であれば個人への課税がなされる可能性がある)、財務諸表を中心にした一般的な予算決算管理、信用性の向上、組織の責任体制の明確化などがあり、「母校支援」としては法人同士のため協力関係が明確、大学との契約に基づき様々な事業が可能、文部科学省への存在アピール(知名度の向上)などが上げられます。まだ、法人化後1か月であり実績はありませんが、奨学金貸与制度、桜ヶ丘祭・国試模試支援などの学生支援、名簿・会報発刊などの実績はあるわけですから、近い将来公益法人化も夢ではないと思っています。保健学科同窓会今年度の理学療法学専攻部会の同窓会は、一大イベントがあります。大重教授のご退官です。保健学科の前身である医療技術短期大学時代から教員としていらっしゃり、私の記憶ではここまで36年前後ご在籍されていらっしゃいます。現在では理学療法士の大きな職域の一つとなりました、呼吸理学療法と循環器理学療法のご専門で黎明期より先進的に取り組まれていらっしゃいました。鹿児島県内でも若手の理学療法士へ内部障害系の理学療法を指導されております。先生のご指導で呼吸理学療法の面白さを知り、その道へ進んだ卒業生も多く、理学療法士の領域へ大きく貢献をされていらっしゃいました。長い教員期間のため関わった卒業生も多く、同窓会主催の退官記念パーティーは盛り上がるのではないかと密かに楽しみにしております。医技短で13期、保健学科24期と多くの卒業生が集まることを考えますと同窓会と同窓会委員総出で準備すべく、第1回同窓会委員会を開催しています。同窓生が一体となり大重先生の有終の美を飾るお手伝いをできたらと考えております。気が付けば、私が学生の時にいらっしゃいました先生方の多くは退官され、私の知る先生もわずかとなりました。寂しい気もしますが、今後も現役生と若い同窓生の支援をする同窓会として活動を行っていきたいと思います。同窓会連合会20周年と鶴陵会法人化18
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