鹿児島大学陸上競技部は60名の部員で全国大会出場を目指して日々練習に励んでいます。短距離・中距離・長距離・フィールドの各ブロックに分かれた部員たちが、個性を活かしながらもチーム力を重視した活動を展開。個人競技の枠を超えた「チームとしての陸上」に取り組んでいます。鹿児島大学陸上競技部の強さは、確かな実績に表れています。長距離ブロックは2023年・2024年の2年連続で全日本大学駅伝への出場を果たし、今年も予選会で見事第3位の好成績を収めました。短距離・フィールドブロックも九州インカレでの表彰台を視野に入れ、日々の練習に熱心に取り組んでいます。陸上競技は個人種目が中心ですが、私たちは常にチームとしての一体感を大切にしています。1例として、週に1度は短距離・フィールドブロックが集まり300m走などの合同練習を実施しチーム全体の士気向上につなげています。結束力を武器に、全員が同じ方向を向き、部員同士で互いに高め合う文化が育まれています。水産学部3年の宮里 朝大さんは、「高校時代は体育教師で陸上部の顧問の父と二人三脚で競技に取り組み、将来は父の記録を超えることが目標です」と語ります。「小学3年生から短距離一筋できました」と話す水産学部3年の尾方 香心主将は、「大学では10秒台を出して競技生活を締めくくりたい」という明確な目標を持っています。また、「特にリレーでの達成感が大きなモチベーション」と目を輝かせます。工学部3年の川坂 湧嗣さんは、入部年にチームが初優勝して全国大会出場を果たしたことで「レベルの高さに刺激を受け、本気で取り組むようになりました」と成長の過程を振り返ります。「自己ベストを更新できた瞬間や、チームとして良い結果を残せたときの喜びは、どんな練習の苦しさも上回る達成感があります」と部員たちは口を揃えます。競技面だけでなく、「失敗しても素早く切り替える力が身についた」「モヤモヤした気持ちは走ることでリセットできる」など、陸上を通じて得た成長を日常生活でも実感しているようです。8月末には年に一度、OB・OGと現役部員の懇親会が開催されます。現役の活動報告と支援への感謝を伝える大切な機会です。「鹿児島大学陸上部を作ってきた先輩方から昔の話を聞くことができ、現在との比較もできる良い学びの機会になっています」と部員は語ります。参加者は若手OBが中心ですが、40~50代の方も多く、かつては創部メンバーの90歳の大先輩が参加されたこともあるそうです。部員たちは「特に福岡で開催される大会が多いので、福岡在住の卒業生の皆様に応援に来ていただけると嬉しい」と話していました。最後に部員たちは、「鹿児島大学陸上競技部がより一層胸を張れるチームとなれるよう、部員一同、日々精進してまいります」と力強く語りました。大会の情報はインスタでも発信しているとのこと。卒業生の皆様の温かい応援が、彼らの大きな原動力となっています。(応援メッセージは部のインスタ、Xにて受け付けています)活動概要伝統と絆が紡ぐチーム精神競技に懸ける情熱世代を超えた交流今後の展望——さらなる高みへInstagram @kadai_long Instagram @kadai_short X(Twitter) @kadailongdisX(Twitter) @ku_tandf_2020Web https://kadai-athletics.jp【鹿児島大学陸上競技部長距離ブロック】 【鹿児島大学陸上競技部短距離フィールドブロック】 課外活動紹介 -在学生も頑張っています-「 勇往邁進 」をスローガンに 鹿児島から全国へ挑む選手たち31鹿児島大学陸上競技部
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