ロケット研究会は、30名程度の学生が所属する団体です。機械工学系の学生が中心となり、院生も多く参加しています。活動時間は固定されておらず、授業の合間や必要に応じて集まり、研究や製作に取り組んでいます。代表の学部2年生の小出 龍之介さんは「ロケットはロマンの塊です。ロケットは、地球と宇宙をつなぐ唯一無二の輸送手段で、失敗の許されない乗り物である点が魅力です。特にはやぶさ初号機にまつわる感動的なストーリーに心惹かれました」と語ります。学部2年生の川﨑 一葉さんは「幼い頃から航空ショーで飛行機を見た経験が影響しています。飛行機の分野では、作ることと乗ることを同時にできることが魅力です」と語ります。また、学部2年生の今井 昴さんは「大学で天文学を研究している親の影響を受け、気づけばこの世界にどっぷりはまり込んでいました」など、幼少期からロケットや航空宇宙との縁が深いエピソードを語ります。現在、メンバーたちは種子島ロケットコンテストへの参加や、鳥人間コンテストへの挑戦を目指しています。3月に開催された第21回種子島ロケットコンテスト大会では、プロダクト賞(三菱重工業賞)をいただき、発想のユニークさや、加工の完成度を評価いただきました。インテリジェント部門では独自アイデアが評価されるので、オリジナリティを追求しています。卒業生とのつながりを大切にしており、OB会やミーティングを通じて技術やノウハウの交流があり、卒業後も続く縦のつながりが活動を支えています。私たちには「アイデアは出せるが、形にするノウハウがないので、先輩方から実現方法を教えていただきたいです」と率直な声もあります。卒業生の皆様の知識や経験が、現役学生の大きな力になります。活動概要ロケットへの情熱と原点コンテストへの挑戦先輩方とのつながり将来の夢と目標「在学中はハイブリッドロケットエンジンの開発・燃焼試験・垂直打ち上げを目指したい」「有人航空機の設計を進め、鳥人間コンテストに自作機体で出場したい」「湧き出るインスピレーションを活かした設計を行い、社会人になる前にとにかくアイデアを形にしたい」など、それぞれの夢と目標に向かって、メンバーたちは日々挑戦を続けています。Web https://satsumarocket.amebaownd.com/ Instagram @satsuma_rocket X(Twitter) @RocketSatsuma課外活動紹介 32鹿児島大学 SATSUMAロケット研究会航空宇 宙への情熱を燃やす ものづくり系サークル
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