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一般選抜(前期日程)における配点パターンの複数化

導入の目的

鹿児島大学では、理学部・歯学部・共同獣医学部共同獣医学科(令和5年度までは共同獣医学部獣医学科)の一般選抜(前期日程)(以下、「前期日程」という)において、大学入学共通テストの配点割合が高いパターンと個別学力検査の配点割合が高いパターンの複数化を、2023年度入試から導入しました。

理学部・歯学部においては、募集単位は区別せず、それぞれの配点パターンで計算した際に高得点になるパターンを用いて合否判定を行います。共同獣医学部共同獣医学科では、それぞれの配点パターンごとに募集人員を分けて合否判定を行います。

このような配点パターンの複数化により、鹿児島大学を第一志望とする受験生にとって、1月の大学入学共通テストで自己採点の結果が思わしくなかった場合でも、2月下旬の個別学力検査まで諦めることなく勉強を続けることで、合格できる可能性が広がることになります。これは、高校3年生の1月〜2月の期間は学力が伸びる「ゴールデンタイム」であり、この期間の高校生の努力と成長を大切にする高校教員の考えとマッチするという意味で、中等教育と高等教育の接続を意識した取り組みでもあります。

本学入試のこのような意図は徐々に浸透してきており、理学部・歯学部の前期日程合格者のうち、個別学力検査の配点割合が高いパターン(パターンb)が採用された者の割合が増加してきています。

共同獣医学部共同獣医学科においても、個別学力検査の配点割合が高いパターン(パターンb)の志願者数が増加してきています。