【学部別!】鹿大生の1日と学びのスタイル教えます 後編

受験生のみなさん、こんにちは!
夏も終わり、涼しくなってきましたね。
受験勉強は順調でしょうか。
前回の記事に引き続き、鹿児島大学の全学部の学生にインタビューをし、どんなことを大学で学んでいるのかなどを調査してきました!
今回は、医学部、理学部、歯学部、共同獣医学部、水産学部の学生さんにインタビューしてきました!
医学部 医学科 3年 Sさん
医学部生 Sさんのスケジュール大公開🩺🔍

医学部生 Sさんの時間割大公開💉🔍

(Sさん)
授業はすべて専門なので、自分で選択することはないです。
今は整形外科、脳神経内・外科をしています!

上の写真は、脂質を抽質して、含まれている脂質の種類を推定する実験の様子です。
将来は、鹿児島で医師をしたいと思っています!今のところは消化器系に行きたいと考えています。
医師になろうと思ったきっかけは、子どもの頃によく通っていた小児科医の先生に、病気になったときにとてもよくしてもらい、自分もその方のような、不安を抱える患者さんに寄り添える医師になりたいと思ったことです!
――医学科は授業を選択するということがないということに驚きました😲
子どもの頃の憧れが、将来の夢につながっていてとてもすてきだなと思いました!
医学部 保健学科 作業療法学専攻 2年 Yさん
医学部生 Yさんのスケジュール大公開🏥🔍

医学部生 Yさんの時間割大公開🔍

(Yさん)
私は、国家試験で合格して作業療法士になるために、医療についての基礎的な知識や、作業療法士になった際に臨床で活かせるような知識を学んでいます。
「基礎作業学実習Ⅱ」という実習を実際に受けました。
この実習は、レクリエーションの内容とそのレクリエーションを行う目的を自分たちで考えて実践していくというものです。
実践後には「工程分析」といって、そのレクリエーションを行ったことによって、どの筋肉を使って、どんな動作を行っていたのかを考察する時間があります。
レクリエーションだけではなく、陶芸や革細工など、リハビリの一環として行うことも自分たちが体験し、その後工程分析をして振り返ります。
約1年間、鹿児島大学で学んだことで、今では「心と体の回復」だけではなく、患者さんの病院以外での日常生活や地域での生活など、その人らしさにあったいろいろな角度からアプローチできる作業療法士という職に魅力を感じています。
――レクリエーションなどの内容を考えるだけではなく、それが体にどんな影響をもたらすのかまで考えるのですね!目的を知れると、より患者さんに寄り添ったアプローチができそうです。
理学部 理学科 生物学プログラム 3年 Yさん
理学部生 Yさんの1日のスケジュール大公開🧬🔍

理学部生 Yさんの時間割大公開🧪🔍

(Yさん)
私は将来、食品企業に就職したいと考えており、そのために、実験を通して顕微鏡の使い方や培養など、目的に合わせた様々な手法・器具の使い方を学んでいます。
座学では、神経学で感覚器官について学んだり、遺伝子工学を学んだりと、食品に関係する学びができています!
それ以外にも、発生学や植生などについての授業もあり、生物系は幅広く学ぶことができると思います!
ゼミは、大きく分けて植物系と動物系の2種類の分野のゼミがあります。
植物系は、野生の被子植物で主に草本を扱う研究室と、森林の樹木や草地の生態を扱う研究室があります。
動物系は、魚類の感覚と神経系についての研究室や貝類(軟体動物)の生態に関する研究室、分子生物学系の研究室などがあります。


これは、与論島実習の時の写真です!
この実習では、山や海で動植物を観察・採取して、その生物の名前や生態について学ぶことができました。
――島に行って生物に触れる授業もあるのですね!
島にしかいないような生物や植物に出会えそうなのも鹿児島大学の特権なのかも😲
歯学部 歯学科 2年 Nさん
歯学部生の1日のスケジュール大公開🦷🔍

(Nさん)
私は両親が歯科医師で、自分にとって一番身近であこがれの職業だったため、歯科医師を目指すことを決めました。
歯学部は1年生では共通教育の授業が多く、2~6年生で歯科に関する専門的な授業が多く入ってきます。
「地域体験実習」というものがあり、今は新型コロナウイルスの影響で実習ではなくなっているのですが、外部の人を呼んで講義をしてもらうという授業になっています。
歯科医師の方だけではなく、歯科衛生士さんや技工士さんなど、歯科に関する様々な職業の方のお話を聞くことができますよ!
ゼミはまだ所属していないので詳しくわからないのですが、歯科に関する細かい科に分かれて学ぶようです。
――自分が興味のある職業に就いている方の人の話が聞ける機会ってなかなかないので、とてもうらやましいなと思っちゃいました!歯科医師だけではなく、他の方の話が聞けるのもいいですね!
共同獣医学部 獣医学科 2年 Tさん
共同獣医学部生 Tさんの時間割大公開🐁🔍

(Tさん)
私はこの学部で、獣医師になるための勉強をしています。
学んでいる学問は、骨や筋肉、臓器などの各部分の名称について学ぶ解剖学、病気によって見られる変化について学ぶ病理学、薬物について学ぶ薬理学など様々です。

この写真は、「生物学実験」という授業の時のものです。
低学年のうちは動物に触れる機会がほとんどないため、動物に触れる機会を持つことを目的として行われている授業です。
「生物学実験」という名前の授業ですが、実際には乗馬のほかに、ウシにさわる、マウスの飼育、研究室の見学などをします。
もともと生き物が好きだったので、動物と関わる仕事がしたいと思い、獣医師を目指すことを決めました。
将来は、畜産関係の仕事に関わる獣医師になりたいと考えています。
――授業で馬に乗ったり、生き物の飼育をするってすごいですよね😲
触れ合うことで、より生き物について知ることができそう💭
水産学部 水産学科 水圏科学分野水圏生物学コース 3年 Kさん
水産学部生 Kさんの時間割大公開🐟🔍

(Kさん)
ぼんやりと、ですが、将来は水族館の学芸員になりたいと考えています!
そのため、自然環境と生態系の関係や生物そのものの特徴と分類、骨格や内部構造などを学んでいます。プラスで、共通教育ですが、学芸員資格を取得するための講義も取っています。
私はまだゼミには所属していないのですが、このコースには、大きく分けて、生物系と物理系の2つのゼミがあります。
生物系であれば、魚類の分類について学ぶゼミ、黒潮の栄養塩とプランクトンについて学ぶゼミ、生態系の多様性について学ぶゼミなどがあります。
物理系は、沿岸環境について学ぶゼミや水中ロケットについて学ぶゼミがあります!

上の写真は、アサリのような濾過食の生物の水の通り道を見てみようという実験の時のものです。解剖するのが難しくて、とても苦戦しました💧

上の写真の魚は、実際に授業で外部形態をスケッチするときに使った魚です。魚は魚種によって鰭(ひれ)のかたいところと柔らかいところが決まっていて、それを鰭式というのですが、スケッチを通して、それを観察しました。
時間割にある「水圏生物学実験」では、生物の外部形態や解剖した状態をスケッチしたり、栄養塩と水温を変えるとプランクトンがどうなるのかを観察したりしています
――スケッチを通して、その生物の生態をより詳しく理解しているんですね!なんだか難しそうです🌀
水産学部がある国立大学は、とっっってもレアなので、ぜひ鹿児島大学水産学部の情報をチェックしてみてください!
いかがだったでしょうか。
鹿大生の学びのリアルが見えてきましたか?
受験生の皆さんの受験校選びの参考になれば嬉しいです😊
来月も、みなさんにとって有益で面白い記事を公開するので、ぜひお見逃しなく!
Written by

- しほみ
- おおいた育ち|おでかけとおいしいもの大好きです