かごしまCOCセンター

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研究

 本事業の提案で重点研究領域と位置付けた「島嶼」、「環境」、「食と健康」、「水」、「エネルギー」および「総合防災」と「観光」に関する研究は、鹿児島大学における多様な基礎的・基盤的な研究をベースとしている。本事業ではこれらの研究を活発化するとともに、本事業で把握される地域課題の解決を目指した統合的な研究を行い、地域が解決を求める課題を明確にし、研究の効率化、迅速化を達成し、成果の地域社会への還元を確実なものとする。そして、全学を挙げて研究者間の連携を見える形で推進し、さらに、これら地域課題に取り組む学生を積極的に育てる。また、新たな研究領域として掲げた「観光」は「かごしまの観光学」として、史跡、歴史、伝統行事、社会、文化、広報、交通、観光ビジネス、ツーリズム、観光客心理等に関する研究を進めるが、重点研究領域の「島嶼」、「環境」、「食と健康」研究を融合させた総合的な研究である。

 本事業の重点モデル地域における研究課題を以下に示す。これらは鹿児島県域内の地域特性を反映したものであり、他の地域への波及効果が期待できる。

1)研究対象地域:鹿児島県:重点研究領域の「島嶼」、「環境」、「食と健康」、「水」、「エネルギー」、「総合防災」、「観光」は、鹿児島県全域に関わるテーマであり、各研究と地域課題をつなぎ、統合的な推進を図る。特に、新時代に対応した農林水産業の振興と「安全・安心・新食料供給基地」の形成は鹿児島県の重要課題であり、「食と健康」研究により、食の安全性の確保に関する研究、かごしま特産食材の機能性成分研究と医学的なエビデンス評価成果を活用した新産業の創設、事業化に関わる研究を推進する。

2)研究対象地域:鹿児島市:鹿児島市の重要産業である「観光」研究について、「環境」、「食と健康」視点も含めた新規研究を推進する。また、桜島火山防災、水害防災、市民防災に関する「総合災害防災・防災医療」研究を推進する。

3)研究対象地域:薩摩川内市:次世代エネルギーを活用した持続可能な社会実現のための調査研究を、「エネルギー」、「水」、「環境」、「島嶼」研究にて対応推進する。

4)研究対象地域:与論町:典型的な島嶼地域であり、地域の産業や文化の活性化研究が求められている。新時代に対応した農水産の振興および「食と健康」、「島嶼」、「エネルギー」研究が対応し推進する。特に、島嶼水産物の高付加価値化を可能とする技術が鹿児島大学で研究開発されているので、島嶼水産業の新しい事業を可能とする鮮度維持技術の導入とこれを活用した新しい漁獲生産・流通モデル研究を行うことにより産業の振興を推進する。

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