鹿児島大学 鹿児島大学高等教育研究開発センター

専任教員ブログ

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充実した学生生活を

 中里です。

  学生にとって、夏休みも中盤となりました。鹿大生の皆さんは充実した時間を過ごしているでしょうか。特に学部1年生にとっては、初めての大学の夏休み。限りある時間を有意義に活用してほしいです。

 我が家には、今年小学校にあがった子どもがおり、この夏、小学生として初めての夏休みを過ごしました。授業はなくとも、宿題は盛りだくさん抱えており、毎日自律的に学習を進めなければなりません。絵日記や作文、読書感想文、学校から持ち帰ったあさがおの観察、図画工作や自由研究など、初めて目にする課題に悪戦苦闘しながら日々計画的に取り組んでいました。

 わが子の夏休みの宿題の一つに、「統計グラフコンクールへの出品」というものがありました。さすがに子一人で完遂させることはできず、私もテレワークで後期の授業準備の傍ら、母としてサポートに入りました。過去の入賞作品がホームページに掲載されていましたが、小学生の作品とはいえ、大人の私が見ても楽しめるものばかりでした。作成した小学生自身が心から知りたいと思うテーマを設定し、細部までこだわりながら取り組んでいるのだと感心しました。

 夏休み前には子の通う小学校の授業参観もあり、授業中にクラスのほぼ全員が積極的に挙手をして発言の機会を求めている小学1年生の姿が見られました。その後、職場に戻り、学部1年生の授業へ向かいましたが、授業中に挙手をしてくれる学生は誰もおらず・・。同じ1年生でも、こんなに違うのかと苦笑した思い出があります。

 本学では、前期末に全学部生・大学院生を対象とした「授業・学生生活アンケート」が実施されました。その回答集計作業を先日担当したところです。個人的には気になる結果がいくつかあり、その中でも、「学生生活で打ち込むものがない」と回答した人の割合が2割程度いることが分かりました。鹿大生の皆さんは、大学入学後、様々な授業で学び、様々な課題に取り組む機会に恵まれているかと思います。時間の許す限り、一つ一つの課題に真剣に向き合い、自身の関心と対話しながら深い学びを得てほしいです。そして、その一つ一つの積み重ねによって、打ち込める何かをぜひ見つけてほしいです。

 残りの夏休みはもちろん、後期の学生生活でも、学内外の交友関係を大切にしながら、充実した時間を過ごしてもらいたいと強く願います。

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