専任教員ブログ
2020年度入学生の卒業式
伊藤です。
本学は本日卒業式を迎えました。県内では、鹿屋体育大学も本日だったでしょうか。卒業式を迎えられた皆さん、おめでとうございます。4年間もしくは6年間の学生生活はいかがでしたでしょうか。
表題に示した通り、本日卒業式を迎えたのは、4年制学部の場合、2020年度に入学した学生たちです。2020年度とは、新型コロナウィルス感染症に甚大な影響を受け、入学式が行われなかったどころか、1年あるいは2年とキャンパスに通うこともままならず、これまで当たり前とされてきた学生生活が全く送れなくなった世代です。昨年度末に実施したインタビュー調査でもそのころのしんどかった思い出を多数の学生が語ってくれましたし、前後の世代からは、2020年度入の学生と比べれば自分たちはまだ良かったとの声すら上がっていました。本当にしんどい学生生活だったと思います。
そんな学生生活が一つの区切りを迎える今日、残念ながら雨です。卒業式がコロナ禍以前のようにできるようになり、1年で一番華やかな日が戻ってきましたが、歩きにくそうな晴れ着姿の卒業生を見ると、せめて快晴の空の下で見送ってあげたかったと思わずにはいられません。私自身は卒業式に臨席する立場でもありませんし、特段卒業式に思い入れがあるわけでもないのですが、入学時からしんどい思いを繰り返してきた学生たちの旅立ちの日に、そう思わずにはいられませんでした。
あとはせめて、桜島が無駄に元気にならないことを願うばかりです。
今年度もあと1週間を残すばかりとなりました。転出する方もいれば、新たに着任してくださる方もいます。職員の皆さんの人事異動もあります。相当数の学生たちが旅立ち、また新たに入学してくる学生を迎えます。出会いと別れから生まれる何かを楽しみにしています。