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専任教員ブログ

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国際女性デーの思い出

 伊藤です。

 今日は現在の仕事と無関係な話です。

 3月8日は国際女性デーということで、イベントが行われたり、調査結果が示されたりしています。以前と比べれば国際女性デーというのが取り上げられる機会は増えたのかなと感じています。
 私が国際女性デーを知ったのは、ベトナム・ホーチミンにいたときです。当時、日本語を教えていた学生たちは「女性の日」と表現していました。この日になると、学生たちが女性教員に花を贈る習慣らしく、学校の前には花売りが待機していて、赤いバラ1本を買っては持ってくる学生がたくさんいました。女性教員が多かった職員室は花でいっぱいだったのを覚えています。

 ホーチミンにいたころは、たくさんのカルチャーギャップに遭遇しました。学生が教員に贈り物をするというのもその1つです。日本では、授業期間かどうかに関係なく、女性教員に学生が花を贈るということはほとんどないと思います。もし起きたら...かなり戸惑います。悪意はないとしても、ちょっと対応に困るというのが正直なところです。

 ホーチミン時代に一番困った贈り物は月餅です。多数の学生が中秋節に月餅をくれました。多数の学生が。さらに、中には手作り&ホールケーキサイズの月餅もありました。私は当時1人暮らしです。どうなるか。一生分食べました。それでも食べ切れない分は、寮生活をしていた学生たちに食べてもらいました。良かれと思ってくれるのはわかっていても、食べられる量には限度があるわけで、非常に困ったわけで。未だに月餅を見ると、非常に複雑な気分になります。もう要りません。

 ただの思い出話なので結論は特にありません。ただ、国際女性デーという日があるということは、女性が差別を受けていたり、男女格差があったりすることを示してもいることを考えると、この日がなくなるとまではいわないまでも、意味合いが変わっていくといいなとは思っています。

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