鹿児島大学 鹿児島大学高等教育研究開発センター

専任教員ブログ

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日本高等教育学会に参加してきました

 伊藤です。

 考えてみたら、おそらく2009年度以来ですね。鎌倉女子大学に行ってきました。

 この間の私に生じた大きな変化は、言わずもがな出産です。この子の処遇を何とかしないと、泊まりの出張には行けません。ということで、夫と相談・調整を重ね、2日間の学会、初日の午後と2日目の朝(午前ずっとですらない)のみという、おそらくは全体の5分の1程度の参加でしかありませんでしたが、とにかく行ってきました。

 今回は、私にとっては夫に子を任せて泊まりの出張に行く、夫にとっては家で1人で子を見るという週末を過ごす、子にとっては母親不在の週末を自宅で過ごすという三者三様のチャレンジでした。夫と子は、一般的には順序が逆だと思いますが、2人でテント泊のキャンプは経験済みでした。ですので、何とかできるだろうとは思っていましたが、そうはいっても心配は心配ですので、産後最大に不安な週末でしたが、どうにかなりました。家中はなかなか散らかっていましたが、許容範囲です。

 とにかく1回クリアできたので、これから行動の選択肢が広げられるのがありがたいです。もしかしたらもっと前でもできたのかもしれませんが、私自身の精神的な不安を考えても、今がちょうど良かったのでしょう。
 とはいえ、9月の日本教育社会学会の会場は信州大学です。片道5時間以上となると、さすがに決断できません。ただ、これは子がいてもいなくても日本地図上の僻地に住む身としては生じる問題かもしれません。昨年度の弘前大学についても同じことを思っていましたし、来年度はもう少し都市部というか、交通の便が良いところ、移動の所要時間が短いところで行われることを願います。

 肝心の学会はというと、何せ参加できた時間が実質的に非常に短かったのでものすごく多くのものが得られたというわけではありません。発表もしていませんし。ただ、普段とは違う頭の使い方ができたのは良かったです。広い意味でリハビリになりました。発表者への質問の中で「面白くない!」と言い放つ重鎮など、なかなか遭遇できない場面も、それはそれで楽しかったです。自分がそう言われたわけでないから言えることですが。

 あとは、久しぶりにお会いできた方々がいたというのも大きかったです。この間にメールでやり取りはしたものの数年ぶりにお会いできた方、もしかしたら鹿児島に移って以降、一度もお会いできていなかったんじゃないかという懐かしい方など、鹿児島に引きこもっていては得られなかった出会いの場に、行って良かったと心から思いました。

 この場を今後どう活かせるかはまだあまりわかりませんが、協力してくれた夫と子に感謝です。

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