鹿児島大学 鹿児島大学高等教育研究開発センター

専任教員ブログ

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新任教員FD研修会を開催しました

 伊藤です。

 標記の件について、参加いただいた皆様、情報提供いただいた坂巻先生、大薗先生、ありがとうございました。また、準備から運営を支えてくださった教育企画係の皆さんにも感謝します。

 毎回のことですが、運営している最中に「もっとこうしたほうが良かったんじゃないか」「これは微妙だったな...」などと思います。資料作成の段階で脳内シミュレーションはするのですが、実際に回してみるとやっぱり感覚が違うというか、違うスイッチが入るようです。

 今回の場合、過去の本学ベストティーチャー賞受賞者の先生方お2人のお話がとても面白かったので、もっとそちらを活かすような形にすれば良かったなと。もっとも、お2人には細かく指定してお話いただいたわけではなく、「授業運営や設計で留意されていることをお話ししてください」くらいのオーダーしかしていませんでした。資料を事前に確認させていただくこともなく、当日参加者と同じように初見でしたから、事前につなぎ方をイメージしておくことはできなかったわけですが。それでも、もう少しやりようがあったんじゃないかと反省することしきりです。

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 新任教員対象の研修会でテーマが授業設計だと考えると、ベストティーチャー賞受賞者によるお話が大きな柱になるので、それを理屈に基づいて俯瞰的に見るような、そんな話ができれば十分なのかもしれません。ただの経験則ではないということを説明するとかですね。次回以降の改善に活かしたいと思います。

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 そんなことを考えると、講演会はもちろん、ワークショップとかですらなく、案外ベストティーチャー賞受賞者を交えた座談会みたいな場でも良いかもしれない気がします。話題提供だけしていただいて、あとは、受賞者とのやり取りだけでも十分面白いものになるんじゃないかと。いろいろな専門分野の方がいらっしゃり、評価されたポイントにも共通点と相違点とがあるわけですから、いろんなニーズに対応できるんじゃないかと。私ならそんな場に参加したいなと思ったりしています。

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 鹿児島大学に採用されたのが2011年なので、いつの間にやら14年目になりました。こういう立場で採用されたので、私自身は新任教員FD研修会を受ける側に立ったことがありません。今さらそんな場に参加するわけにもいかないので、自分で企画・運営する場から勝手に何かを学び取るということを繰り返す以外にありません。だからこそ、自分にとってもその場にいて楽しい企画になるよう考えていければと思っています。

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