専任教員ブログ
年末にいろいろありましたが2026年です。
伊藤です。
あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。
さて、2025年も大学に関して様々な出来事がありました。さらになぜか年末には次々とニュースが飛び込んできた気がします。
まずは、国際卓越研究大学の2校目に東京科学大学が選定、京都大学は候補、東京大学は継続審査とのことでした。国際卓越研究大学として選定されるためには、単純な書類の準備などという話ではなく、想像したくないほどのハードルを越える必要があると容易に推測できます。そのことを考えれば、本件に関わった各大学の皆さまには、まずはお疲れさまでしたとお伝えしたい気持ちでいっぱいです。その時間や労力を他のことに使えれば、より広い分野でより高い研究成果が出、より質の高い教育が行われたのではないかと思わずにはいられませんが、このような方法論の大学政策は一体いつまで続くのだろうかと思うと、溜息しか出ません。現実的に申請を視野に入れることもできる気がしない地方国立大学の一員としては、そんな部外者としてのげんなり感しか浮かばないのが正直なところです。
それから、山口大学の学費値上げ方針について、方針公表から若干のタイムラグがありましたが、学生によるビラ配り禁止規定が審議中という報道が11月に行われ、今度は受験生の保護者が告知の不十分さに対して記者会見を行ったとのことです。本学ももちろん他人事ではなく、先日話題にした熊本大学も含め、どの大学も財政的には非常に苦しい状況にあります。先日の、国際卓越研究大学に選定されればそんな悩みからは解放されるのかもしれませんが、1つや2つの大学にそれだけの金額を注ぎ込む一方、その他の大学に対しては、人件費や光熱費高騰という大学の問題では解消できない財政負荷増を自力で対処するよう求められるというのは、理解しがたいのが正直なところです。
好き好んで学費値上げをしたい大学はないでしょう。そうせざるを得ない状況があることは重々承知しています。
それでも、学費がいくらなのかというのは、志望校決定において非常に重要な情報です。その情報を、できるだけ早く、伝えるべき人々に伝えるということは、大学が努力すべき事項なのではないかと私は思います。山口大学において、学費値上げという方針がどこでどのように周知されてきたのかを私は詳細まで承知していません。しかし、記者会見をしてまでも不十分だったと訴え出た受験生の保護者が現れたという事実は重く受け止めなければなりません。不十分だと感じた保護者がいたことは否定できないからです。もう少し、受験生とその保護者、さらには学生とその保証人をも含め、配慮した情報の出し方ができなかったのだろうかと思わずにはいられません。
と他人事の話を見ていたら、最後の最後で本学です。
https://www.yomiuri.co.jp/local/kyushu/news/20251228-GYS1T00020/
報道されている内容だけではツッコミどころというか、何だかよくわからないところがあるのですが、一読しての素直な感想としては、「感染症について、獣医の方々は高度な知識をもっているはずなのに、なぜこんなことになった?」です。
研究不正に関わるような話は、昔と今とでは大きく状況が変わっているので、こちらが時代に合わせて認識をアップデートしなければなりません。私自身も決して自分が詳しいと思っているわけでなく、そもそもの性格が雑だという自覚があるので、積極的に学んでアップデートしなければと常に思っています。認定研究公正アドバイザー制度認定試験を受けたのもその一環です。それだけで十分というわけではありませんが、学び続ける姿勢は持ち続けたいと思います。
この件がどうなるかは私にはまるでわからないレベルの話ですが、とにかく少しでも納得が得られる結論にいたることを願うばかりです。
2026年は楽しい話題が出てくることを願ってやみません。明るい2026年になりますように。

