鹿児島大学 鹿児島大学高等教育研究開発センター

専任教員ブログ

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FD・SD講演会を開催しました

 伊藤です。

 標記の件について、昨日無事に終了しました。今回は、国立研究開発法人 農業・食品産業技術総合研究機構 畜産研究部門 動物行動管理研究領域 動物行動管理グループ研究員の兒嶋朋貴氏をお招きしました。どういう方かというと、昨年度のイグ・ノーベル賞生物学賞の受賞者です。大変お忙しい中をお越しいただき、ありがとうございました。また、この機会をつくってくださった某先生にも心より感謝申し上げます。

 今回の企画は某先生からお話をいただいたことから始まり、とんとん拍子で開催が決まりました。こんなにするっと決まるものか、という感じでしたね。開催までの兒嶋さんとのやり取りも極めてスムーズで、とても仕事がしやすかったです。いつもこうだといいのに...と何度思ったことか。とても楽しい仕事だったので、終わってしまって残念です。何かまた楽しい仕事を考えます。

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 イグ・ノーベル賞受賞に至ったシマウシ研究については、既にあちこちで報道され、語られているのであえて言及しませんが、「シマシマのウシ」というだけでもかなりインパクトはありますよね。今、飼いたい動物はウシだという4歳の息子も、話をしたところ「シマシマのウシさん」と喜んでいました。牛がシマシマだったらと想像しただけでも楽しいようです。そんな楽しい話でありつつ、非常に高い研究的意義があるということがイグ・ノーベル賞受賞の背景にあったのだろうと思うと、そのことにまたワクワクします。

 ただ、開催者側としては、今回印象的だったことは研究そのものの内容だけではありません。
 そもそも今回はイグ・ノーベル賞受賞者をお招きするということなので、社会一般に開催しての大規模開催も可能でした。きっと畜産県である鹿児島ですので、聴きたいと思われる方も数多くいらっしゃったことでしょう。それをあえて学内開催としたわけですが、そこにはせっかくの機会なので学生さんに聴いてほしいという思いがありました。ただ、学生の中で畜産に関心がある学生の比率は決して高くない中でどうなのだろうと読めない中での案内となったのですが、ふたを開けてみると、広報開始から1日と経たないうちに50人以上から申し込みがあり、最終的には申込者の約8割が学生(大学院生含む)となりました。お声がけした附属中学校の生徒さんからも申し込みをいただき、期待以上に若い皆さんに参加いただける場となってうれしく思いました。

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 そんな参加者であったことを反映し、講演後の質疑応答で質問に立ったのはすべて学生でした。その質問も、研究内容についてだけでなく、兒嶋さんのキャリアや研究への向き合い方に関するものがいくつも出され、学生がこの企画のどんなところに関心をもったのかということの一端を見ることができました。
 学生は日常的に研究者である教員を目にしていますが、なぜ今のような生き方を選んだのか、どのようなところからアイデアを得ているのか、行き詰ったらどうしているのか、といったことを知る機会はあまりないでしょう。今回の質問を見ていると、案外学生はそうしたところに関心をもっているのかもしれないなと感じました。現在、高校「総合的な探究の時間」の副教材作成を検討していますが、最初の問いはどう立てるか、煮詰まったら問いをどうアレンジするかといったような、探究のプロセスを見せるようなものにできればと考えていたところなので、それとの重なりを感じたところです。

 私の悪い癖で、何か企画を1つ実施すると、また新しい仕事のアイデアが生まれるため、自分の首を絞めかけています。それでも、こんな楽しい仕事をさせていただけて本当にありがたかったです。今回の縁をどこかの何かに繋げられるといいなと願っています。

 


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