専任教員ブログ
FD研修会「多様な学生の配慮・支援について」を開催しました
伊藤です。
今年度は「毎月何らかのFD関連企画を実施する」という活動計画を立てており、本日はその計画に基づき、研修会を実施しました。障害学生支援センターの中尾先生、川添先生をはじめ、ご参加いただいた皆さま、ありがとうございました。
配慮や支援が必要な学生が増加しているというのは、本学に限ったことではないと思います。初等・中等教育段階で特別支援教育を希望する児童・生徒が増加している以上、大学も同様の状況になるのは当然といえば当然です。ただこれは、「障がい」という概念が以前と比べて拡張されたことによって「増えた」とみなされている可能性があります。
さらに、配慮や支援を必要とするのは障がいがある学生に限りません。ですから、「障がいがある学生」ではなく「配慮・支援を必要とする学生」となると、その人数は一層増加するだろうとも思います。より良く学ぶための配慮や支援の中身は多種多様であり、授業時間中には特別何もしなくてもよいけれど、こまめに「ちゃんと見ているよ」というメッセージを送るということが「配慮」に当たる場合もあるでしょう。また、授業期間が終わった後にたまたま顔を合わせた際に話を聴くことが「支援」になる場合もあるかもしれません。教職員の側が、配慮や支援とは何かだけでなく、どのような場面で行うことなのかについても、かなり柔軟に認識しておく必要があるのだろうと思っています。
私は決して細やかな配慮ができる、気の付く人間ではありません。雑で大雑把、無意識のうちにえらそうに振舞ってしまうところのある人間だと自己認識しています。そのため、学生への声掛けについても、もしかしたら気が付かないところで嫌な思いをさせていたり、傷つけたりしている可能性は否定できません。フィードバックがされることはないため、その可能性はあっても実際どうなのかは不明です。
それでも、学生の表情が暗いと感じれば、声をかけずにはいられません。「元気?」「無理していない?」と言わずにはいられません。それで解決につながるかはわかりませんし、むしろ押しつけがましいと嫌がられる危険性もありますが、せめて「私はあなたの様子が気になった」というメッセージは送っておきたいと思うのです。
声をかけた際にアプローチしてくるかどうかの決定権は学生にあります。必要ないと思えば聞き流してくれて構いません。継続的に関わる立場にない私にできることなど限られているので、問題の種が仮にそこにあったとしても、何もできずに終わることもあります。
それでも、10年に1人だったとしても、少しでも学生生活を良い方向に仕向けていくきっかけになれば、それで十分です。私は私の立場なりにできることをしていければと思います。

