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専任教員ブログ

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ニュースいろいろに思ったこと

 伊藤です。

 

 まず、大学女性教員比率が過去最高になったとのことです。

 

・文部科学省「学校基本調査-令和8年度 結果の概要-」

 https://www.mext.go.jp/content/20260826-mxt_chousa01-000050842_01.pdf

 

 ただ、増えたとはいえ、まだ28.7%とのこと。学部在籍の女子学生数と全体に占める割合も過去最高となり、全体の46.4%を占めるに至っている中で28.7%だというのは、まだまだ少ないなと率直に感じます。

 

 大学女性教員が少ない背景には様々な要因があります。その中のひとつとしてロールモデルの不在があると思われますが、女性教員を増やすにはロールモデルのさらなる提示が必要、しかしそのためには女性教員を増やす必要があるという、鶏が先か卵が先かという堂々巡りに陥ります。そういう要因がどうしても存在します。

 

 ただ、大学教員をめぐる現状の中には、そもそもその「予備軍」的な位置づけの大学院博士課程進学者が増えないという、性を問わない問題もあります。大学を取り巻く状況の厳しさから、教員の側もなかなか進学を勧めることを躊躇せざるを得なくなっているところもあります。女性教員云々に限った話ではなく、大学教員、さらには大学を取り巻く状況全体はこのままで大丈夫なのかなと、大学で仕事をするひとりとして不安を覚えているところです。

 

 そんな大学の、「まだこういう世界が残っていたんだ」と感じたニュースは、京都大学の第68回11月祭統一テーマです。うんち。このとんでもなく(いい意味で?)くだらないテーマを堂々と掲げた話に、希望を見出したとまではさすがに思いませんが、大学ってまだまだ面白いところだな、くだらないことを堂々とできることが大学の良さだよなと改めて思いました。5歳の息子が大うけするテーマに、なんだかちょっとほっとしました。

 

 5歳になる息子は、親が大学にいる関係で学内にある保育園に通っているため、日常の大部分を大学で過ごしており、息子の日常には大学が当たり前に存在します。その結果として、京都に家族旅行した際にどこに行きたいか尋ねたところ「京都大学!」という子に育ちました。

 

 おそらく息子にとっての大学は、具体的なことは全く分からないものの、何だか楽しいところだと認識されています。馬にも会えるし時々牛にも会える。バッタやトカゲも採り放題。ストライダーで走れる。時には「農場生産物販売」でおいしい果物を買ってきてもらえて食べられる。息子視点からすれば楽しいところなので、きっと京都大学でも楽しいことができると思ったのでしょう。

 

 息子の場合は親の関係でそういう育ちをしているわけですが、大学には直接関わりのない子どもたちに対して、案外大学が送ることのできるメッセージはいろいろあり、提供できる環境もあるのかもしれないなと思ったりしています。附属幼稚園や附属小学校の子どもたちが学内を歩いていることもありますし、おそらく近所に住んでいるのであろう子どもたちが虫捕りをしている場面も何度も目にしています。まだまだ大学が社会に対してできることはあるのかもしれないなと、苦しいことだらけの大学にあって、もう少しポジティブな、楽しいと感じられることを見つけていければと思います。

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