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平成28年度後期「外国語科目」
1. 授業改善に向けての試みや工夫
【講義の工夫】
- 毎回ワークシートを準備し、行わせることで授業への積極的な参加を促した。同時にサブテキストを使用し、実際にディクテーションをさせたり、発音テストをしたりするなどしてリスニング強化に努めた。
- 学生の理解度を確認しながらすすめている。
- 自分の担当するクラスの学生からは、英語は苦手、英語を学習したくないという表情が如実に見て取れる。そのため、テキストを読んでみて面白かったとか、今までわからなかった文法の決まりが理解できた、というような興味をひくアプローチの仕方や成功体験の喜びを感じられる授業を心がけている。
- 分けたチームごとに課題を出し、それに20分ほど取り組ませ、発表させる。次の30分で、予習範囲にはない英語をランダムにあてて、その場で考えさせながら(緊張の維持)、受講させている。最後に、予習部分を取り組ませ、知識の安定を図っている。1つの授業を、同じやり方で行うのではなく、手法を変えながら、緊張感をもって講義を行っている。
- 授業の最初に5~10分程度の英会話を行なったことが雰囲気作りに役立った。
- なるべく全員に発言してもらうよう心がけた。いつも特定の人間で固まらないよう席替えを行った。
- できるだけ授業で全員に発言の機会を与えて、学生の反応を見て、できるだけ丁寧に授業を進めた。
- CD・DVD・テープを活用し、スピーキングやリーディングだけでなく、音読やリスニングにも力を注いだ。
- 今後の生活にも役立つように、教科書には書かれていないが関連した話題提供も心がけ、学生の学習意欲を高めるよう努力した。
- 学生個々の発音をチェックしたり質問等に対応したりした。
- 単語や語句の意味の理解については、必要に応じて英英辞典の説明を示しながら、できるだけ英英辞典も見てみるよう勧めている。
- 毎時間、インプットとアウトプットの量バランスに気を配り、アウトプットの訓練として、毎時間ルーティン会話およびニュース紹介、クラス全体で取り組む自己紹介および所定のテーマに基づいたプレゼンテーションを行い、インプットの訓練として、教科書を手段に文法・語法事項・音声面等の学習・復習を行った。
- 英語ⅡAであるので、「大量の英語による情報(特に読物)を可能な限り正確に把握するための学習・練習」を常に念頭に置き、折に触れ説明した。文法・語法事項の確認や和訳でなく内容(特に要点)把握に焦点を当てた。一方で「精読」は妨げず、疑問点は遠慮なく尋ねるよう奨励した。
- Routine会話や“Show and tell”を取り入れた。
- 教科書以外に新聞等を利用して、社会問題を取り入れながら学生の動機付けを高めるようにしている。
- 指導を全て英語で行う。
- 発音は厳しく修正する。
- 少人数制を生かし、活発なディスカッションを行なっている。
- 穴あき文書を書きとらせ、穴に対してシャドウイングした。
- 2ページ程度の学術論文を宿題として与え、講義の一環として輪読し、読解力の向上や専門英語への橋渡しをしている。
- 化学に関する内容の英作文を宿題として与え、作文能力の向上を図っている。
- 宿題および小テストを課して、授業内容の理解を深めさせるようにしている。
- 講義では学生自身に英文の文法説明や日本語翻訳を行わせ、理解できていない部分を把握し指摘している。
- 課題やプレゼンテーションの準備の際、行事等を考慮しながら計画を立てた。
- 先生の話を聞くだけではなく、学生自ら練習する時間を多くとって参加型の授業を進めている。
【教員の姿勢や教授上の工夫】
- プレゼンテーションでは、学生個人が作成したスクリプトの下書きを添削の上返却することでフィードバック。
- 英語力が高くないクラスであったが、極力優しい英語を使い、日本語も用いながら授業を行なった。またなるべくシンプルでわかりやすい言葉で表現できるように指導した。
- 英語でのプレゼンテーションでは、スクリプトの下書きは教員が添削し返却した。
- 学生が理解できない点については毎回の授業やEメールを通じて質問を受け付けている。
- 授業時間に個別で対応できない点を克服するため、宿題は2週間に1回の頻度で行い、一人ずつ点数をつけコメントしている。
- 英語が苦手な学生のためにも、興味を引くようなアプローチの仕方や成功体験の喜びを感じられる授業を心がけている。
- 英語で授業を進めているため、学生の不安・抵抗感をなくすようにスピードやアクティビティーの提示方法に気を配っている。
- 教室内のアクティビティー、課題、プレゼンのスクリプトについてコメントと訂正をなるべく丁寧に行うようにした。
【学生の学び合いに関する工夫】
- ライティングでは、学生同士でピア・ラーニングを実施し、教員も添削を行なった。
- プレゼンテーションでは、グループで協力しながら行えるような雰囲気作りも心がけた。
- 昼食後のリーディングなので、眠くなったり受身になったりしないよう、ペアワーク、グループワーク等で活動的になるように心がけた。
- グループワークシートを利用し始めた。
- グループ分けを行い、協働学習を実践した。お互い助け合い、責任を持ち合うことでモチベーションが維持された。
- グループワークでは、固定メンバーだけでなく他のクラスメートとも行えるように工夫した。
【その他】
- 前期とテキストを共有することは、内容をより掘り下げることができて有益だった。
- 卒業論文などを行うにあたって、英語の重要性を伝え、必要であることを実感させるようにしている。
【これから実施したいこと】
- 毎日何らかの形で少しずつでも学習を積み上げていけるよう、学生に指示できるような具体策を考えたい。
- 授業の分かりやすさについて、板書やハンドアウトなどを活用して補うなど、対応策を考えたい。
- 自主学習時間が少なく、マスメディアを利用して授業内容関連のサーベイをさせるなど、課外課題の多様性を図る。
- 学習モチベーションを高めるために、今後は授業中に補足資料や視聴資料などを活用したい。
- テキストの内容を変えたり、内容項目の順番を調整して教授したりする場合は、必ず授業の冒頭で説明するように心掛けます。
- ポジティブな回答が多く学生の満足度は高かったが、少数であるが、授業中の時間配分やコース全体のヴィジョン不明瞭、授業の難易度や興味深さ、資料の整理不足による授業時間のロスや教科書の進捗状況に対する不満もあり、教材研究をさらに深め、指導力を高めること等、今後改善していきたい。
- In this class, sharing a textbook did not prove beneficial at all. This was mostly due to an incompatibility in teaching styles and philosophies. I will try to communicate better with the previous semester instructor to see if better cooperation can be achieved, even though shared classes have be put aside for the coming year.
- 補助教員(co-teacher)との連絡をさらに良くしていきたい。
- 授業を分かりやすくするために、自分の日本語表現の正しさや、早口に注意しながら授業を進めていきたい。