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平成28年度後期「教養教育科目」

1.授業改善に向けての試みや工夫

 

 【講義の工夫】

  • まず自分の頭で考えさせるためにも、扱う知識内容を厳選し、様々なテーマについて考えさせることを重視した運営を行っている。

  • 事前に教材を読ませておき、教材に対する質問を挙げさせておく。授業では、討論を行い、学生に自分の意見を明確に述べるよう要求している。

  • 視覚素材等を多く取り入れ、学生にわかりやすい、興味を持てる授業内容を組んでいる。

  • スライドと話す事柄を補完的な内容とし、授業に集中できるようにしている。

  • 教員の研究内容や現在進行中の調査内容も授業に取り入れ、学生の関心をひくよう努めている。

  • 外部講師による講義の実施、身近でタイムリーな問題を題材に取り上げて考えさせるなど、学生の興味・関心が高まるように工夫している。

  • 現代社会の変化を取り上げるので、過去の日本に関する映像資料などを利用して、少しでも実感がわくようにしている。

  • 情報として入れるべきインプットの部分と、自分で考えて行動してのアウトプットの部分がコース全体としてバランスよくなることを重視している。

  • 節目毎に自由に作品分析をさせる小レポートを提出させ、コメントを付けて返却し、学期末レポートへ向けた準備ができるようにしている。

 

 【複数教員参加型授業での試みや工夫】

  • 授業の質保証のため、担当教員間で週1回程度のFD活動、ルーブリック、教員用マニュアル、ポートフォリオ制作を行った。

  • 講義担当代表者として、最初・中間・最後のほか、講義を1つ担当し、それぞれの講義に身近な話題を入れながら充実を図ったところ、「大学生活で役に立つ内容だった」などの記述があった。

  • 複数人の教員がクラスに入るので、学生指導や評価のための指標作成など、多様な観点を取り入れることができ、有意義だと考えている。

 

 【教員の姿勢や教授上の工夫】

  • 学生の顔と名前を覚える。

  • グループ討議やインターネット・PCを活用しての特許検索実習など、アクティブ・ラーニングを意識した取り組みを行、多角的な見方ができるようにしている。

  • ワークを取り入れることで、障がいの体験や自己理解・他者理解を促進するようにしている。

  • 設定(事例)を提示し、その状況を実感させるために、当事者だったらどうするかを考えてもらい、講義開始時と終了時の二回答えさせている。

  • 授業の最後の10〜15分程度で、ポイントとなるところ、よくわからなかったところなど授業内容に関するグループディスカッションを実施。グループとして質問があったところには発表させて、時間内に全員の前で回答するようにした。

  • 毎回授業の最後にまとめを提示し、復習の一助にしている。

  • 学んだことを、異なる国々のドキュメンタリー番組を見せることによってより強固なものにしている。

  • 視聴覚資料の提示を意識的に行った。

  • 動画や写真、インターネットのニュース等をリアルタイムで上演し、理解と興味の向上に努めている。

  • 導入時にテーマに関わる内容のDVDを視聴させている。

  • PBLスタイルの授業で、学生の発想や決定事項を尊重し、教員からほぼ誘導をかけずに行い、プロジェクトの成果レベルは下がったものの、参加者の意欲・自信などは上昇した。

  • 作品を取り上げる際に、事前に作品名を周知し予め読んでくるよう指示し、次回に少テストをしている。それによって予備知識が得られ、学生は授業内容についていきやすくなっていると感じている。

  • 1時限目の授業のため遅刻者が多く、遅刻者の評価に対する不満が見られたため、講義開始時の出席表と終了時の出欠についてMoodle投稿を利用して、出席確認を行った。

  • 学生と連携し、カードゲーム型の教材を作成した。

 

 【学生からフィードバックを得るための工夫】

  • 授業シートを作成し、授業内容とキーワード、さらにシラバスに記載した学修目標の到達レベルの自己評価結果を記入してもらい、可能な限りコメントを書き込んでから次回授業冒頭で返却するようにした。授業シートの内容がヒントとなり、一回分の授業をグループワークに変更し、プレゼンもしてもらった。

  • 毎回、アンケート (コメントペーパー、感想・質問用紙、フィードバックシートなど名称は多様)を実施し、学生の理解度など授業の効果を確認している。

  • 得られた感想や質問は、次の回の冒頭に質問の回答や様々な意見を紹介し、自身の考えを深める機会を設けている。

  • 任意だが毎回の授業について「復習レポート」を課していたので、50分程度の自主学習の時間になったと考える。

  • 授業の復習の意味を込め、毎回レポートを書かせている。

  • 講義のまとめに質問や意見に対して、コメントを記し、次の講義で取り扱うことで知識や考え方が定着するようにしている。

  • 学生が提出したレポートの長所を強調して、自信を持たせるようにしたことで、積極性が出てきたと思われた。

  • Moodleによる出席表には感想や質問も記入してもらい、次の講義の際に回答や補足説明を行うようにしている。

 

 【その他】

  • 昼休みなど時間外にフランス語検定試験の対策クラスを実施し(希望者のみ)、試験を受ける学生同士が刺激し合えるよいきっかけとなった(仏語入門I)。

 

 【これから実施したいこと】

  • 自主学習時間が0時間と答えた学生も多く、復習や予習のための資料配布を行い、時間数を増やす工夫を検討したい。

  • 講義内容に予習の必要はないが、興味がわいた事項についての自主的な学習を指導したい。

  • 自主学習時間をより増やしていくために、ネット学習を取り入れていきたい。

  • 自主学習時間について、講義内容からすると妥当な時間と思われるが、関連図書の推薦などで増やす工夫をしたい。

  • 自主学習時間を1時間程度はしてもらいたく、学生が関心を持ちそうな内容については少し詳しく説明する。

  • Moodleによる質問の回答は毎時間講義開始時に行い、講義開始前後に質問ができるようにしていたが、次年度は講義中に質問ができる時間を設けたい。

  • 質問を授業の後でしやすくする工夫(例えば、授業終了後少し教室にとどまる)を担当教員に提案したい。

  • 質問しやすい配慮として、次年度は直接学生に質問するなどの工夫をしてみたい。

 

2.上記以外に示されたコメントの中から重要と思われる現場の意見

  • 学生実験開始前の20〜30分間で、実験の目的に関するレクチャーを農学部教員が担当しているが、実験担当者との間の情報交換等の機会があると良いと思う(基礎生命科学実験)。

  • この授業では、実質的に4名の教員による共同担当スタイルをとった。受講生は2チーム(2つの調査対象地域)に分かれて活動を進め、それぞれのチームに2名ずつの教員が入るようにした。異なる得意分野を持つ教員による共同授業担当は、極めて多くの利点があり、全学的に推奨されても良いのではないかと強く感じた。自身の担当したチームの指導にあたったもう1名の教員はファシリテーション能力が多角、アクティブ・ラーニングした結果、間違いなく受講生から主体的学習態度を引き出しやすくなったからである。ファシリテーション能力を現代の大学教員は身につけるべきだと強く感じている(鹿児島の地域に学ぶ)。

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