平成28年度後期「日本語・日本事情」
1. 授業改善に向けての試みや工夫
【講義の工夫】
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プレゼンテーションをはじめ、発表機会を多く設けている。学習者同士の意見交換も多い。
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語彙、文法事項の定着をはかるための小テストを行なった。この授業ではアカデミックジャパニーズのスキル向上を目指した。
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ニュースの自主レポート等を含むプレゼンテーションの機会を多くし、また日々の内外情報なども適宜導入することで単調さを避けた。
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文化学習を取り入れている。
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反復練習で飽きさせないようゲームを導入。
【教員の姿勢や教授上の工夫】
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毎回小テストを実施。プレゼンテーションの準備・実施を行う授業だったが、学生への個別指導を行い、各人の興味、能力に応じた指導を行なった。
【学生の学び合いに関する工夫】
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ペアワークを取り入れている。
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学生が互いにコミュニケーションを取れるように、毎回ペアワークの対象を変えた。
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グループワークを通して、できるだけ活動を伴う課題を与え、一方的に講義を聴くだけにならない授業づくりを心掛けている。
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宿題についてグループで検討することで、多様な表現に気づき、間違いについて内省できるような授業づくりをしている。
【その他】
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留学生1年生が集まるクラスなので、心身の体調管理や日本の生活への適応度など観察できるため、保健管理センター等と連携してサポートしている。
【これから実施したいこと】
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自主時間数について、事前学習は必ず行われているので、今後は事後学習(復習)により力を入れたい。
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学生が予習・復習にもっと時間を変えるように課題やテスト等をもう少し工夫したい。
2.上記以外に示されたコメントの中から重要と思われる現場の意見
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授業中に感じた、留学生の心身の体調管理や日本生活への適応度合いなどの情報を、担任教員、部局や保健管理センターなどと共有できる体制を整備し、充実させていくべき。