令和元年度前期「実験科目」「基礎教育入門科目」
1.受講生が取り組む授業時間外学習の週平均時間
○30分未満と1時間の学習者を合計すると、96.2%が時間外に学習した結果となった。
○学習時間「1-2時間」の学生がH30年度は11.8%だったのに対して、令和元年は22.6%
と11%向上した。
共同担当教員が可能な限りmanaba上で小テストをし、授業時配布プリントのmanaba
上への再掲載を行ったことが、復習時間を延ばしたものと推測される。これを続けて
いきたい。
2.授業時間中における講義内容に対する自主的な考察・取り組み
○口頭の説明と立体化学の動画を見せることを組み合わせることにより学生の理解が深
まったと思われる。立体化学と農学の専門領域との関りの例を示しながら、基礎化学
の重要性を論じることを試み一定の成果が上がった、要点を絞って内容を進めたい。
○例題を解説した直後に、演習問題を解いてもらうことによって、問題のパターンとそ
の解き方を記憶させる。
○勉強・復習しやすいため、教科書に沿って説明している。
3.授業に対する総合的評価や受講生から指摘された点
○より質問しやすい雰囲気作りに心掛けながら、レポート作成の意義などもわかり易く
説明する努力が必要。【実験科目】
○元来、多様な受験形態により入学した学生に一様の内容を理解させることに無理があ
ることを感じているが、可能な限りの手段を使って内容を理解させるよう工夫してい
る。
○令和元年度は可能な限りmanabaで出欠をとり、資料は授業中にプリント配布し、授業
後にmanaba上に再掲載する形で統一した。共同担当教員間で話し合い、統一が実現で
きた。
○おおむね良かった。例えば「例題から問題まで丁寧な解説があったこと」
4.その他
○14年度間授業を担当した経験から言えば、スピードが速いと感じてしまうのは、明か
に学生が予習を行ってないことの表れと経験的には感じている。
○「高校で生物を取っていない人には難しすぎる」や「高校で生物を取っていない人に
は授業内容が多すぎる」といった自由記入が目立つ。高校で生物を取っていない人向
けのリメディアル教育として位置づけを重んじるべきか、「高校で生物を取っていない
人向けに開講」というシラバスの文言を削除すべきか悩ましいところである。