平成30年度前期「情報活用」
1.自主学習時間を確保するための工夫や改善策
○前半(Word,Excel,PowerPoint)は、入学前のパソコンスキルによって自主学習時間に
差があるのではないかと思います。初心者が嫌いにならず、上級者もある程度自主学習
を行うような課題設定を行います。
○資料を全てだらだらと説明しても学生は授業に集中しないので、「授業中は重要な部分
のみ集中的に説明し、小課題を実施する。」と宣言し、前の週に宿題ではなく自主的な
課題として事前課題を渡しておくと、やる気のある学生は予習をしてくる。「宿題」と
指示すれば全員が事前課題(予習)に取り組むと思うが、あくまでも強制ではなく、
自主的な学習を促すためにそのように行っている。
○毎回、自主学習時間の確保のために作業課題を課している。作業課題の説明について
は、授業中内にテキストの範囲を提示したり、説明プリントを配布したりするなどで
改善したい。
○初年次のPCスキルに関する科目という特性上、高校で情報科を履修しているかどうか
に学生の知識・スキルが依存するため、課題の適切な難度設定が極めて困難であるた
め、学生の様子を窺いながら課題を設定している。
○manabaに翌週の講義内容を記載することで予習の取り組みを促す。また宿題として
課題を出す。
○レポートの提出や小テストにmanabaを活用しているが、自主学習をより進めるには、
manabaでのコンテンツ作成が必要であり、数年をかける必要がある。基本的には小テ
スト形式で得点が見える形としたい。
○アンケート回答では自主学習時間が短いが、成績評価の対象となる課題を複数与えて
いることから、実際にはより長時間自己学習をしていると推測される。今後も、課題
の提出を学生に求め自己学習時間を確保する。
○課題の改善:ある程度、長時間の作業を要する課題を増やす。
○コンピュータに慣れるための授業のため、授業後の自主学習時間をもっと長くさせる
必要がある。課題量、難易度を習熟度に合わせて適切に設定する。
2.授業改善に向けての試みや工夫
○「もう少しゆっくり進めてほしい」「練習の時間が欲しい」という声がありました。
後半にグループ課題があるため、以前(5年以上前)は12回程度で行っていた内容を9回
に圧縮しているので、進度が早いと感じるのではないかと思います。グループ課題の
時間を減らして、練習時間や進度をゆるめる等の対応ができるかどうか、検討をした
いと思います。
○学生に配布する印刷資料を増やした。また,スライドの文字量が多い部分は,画像や
図表で示した。講義中の小人数グループでの話し合いや,その意見を聞く場面を増や
した。
○毎年度、受講生のパソコンの操作スキルの個人差が大きいため、試行錯誤しながら授
業に取り組んでいる。授業の予習・復習ができるように、補足説明資料をmanabaにア
ップするなどして、教育効果の向上に努めたい。
○手順をmanabaに掲載すると共にプロジェクターに写しながら説明することで理解を
促す。
○スマートフォン、PC、その他端末をクラウドを活用して同期し、日々の個人データを
管理する事例を示し、専門的な情報活用法以外の講義時間を設けた。教員の話を短く
し、特にワードやエクセルなどの操作については課題に取り組んでもらうようアクテ
ィブラーニングを心がけた。
○ミニッツペーパーを取り入れて教員と学生の双方向のやり取りが増えるようにしてい
る共同作業にクラウドの活用を進めているが、前提となるサービスが大学にはないの
で困っている。現在、OneDriveの個人利用をここ数年使ってきたが、インストールが
容易ではなく、その状況が酷くなってきたため、Googleドライブの活用を検討してい
る。
○スライドを使っての説明、スクリーン上でエクセルやWordの操作を見せながら解説し
て配信するのもよかったようだ。