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令和元年度後期「教養教育科目」

1.受講生が取り組む授業時間外学習の週平均時間

 ○毎週、かなり重い予習課題を課しているが、受講生によって取り組みに差が見られ、

  また、グループ学習がうまく機能していない(フリーライダーがいるなど)状況も

  見られたことの反映と思われる。

 ○予習・復習のためのキーワードを提示しているが、もっと具体的な内容を指示でき

  れば、授業時間外学習の時間が増えると思われる。

 ○毎週復習レポートを課していたため、予想以上に時間外学習があった。特に1時間

  以上が4割を超えることには驚いた。来年度もこの状況を維持できるようにしたい。

 ○授業時間以外の学習・探求ができるよう、事前の予習事項や復習・探求事項を各回

  ごとに受講学生に提示していく取り組みが求められている。

 

2.授業時間中における講義内容に対する自主的な考察・取り組み

 ○演習/グループ討議については、受講生の反応が良いので、今後も充実させていきた

  い。

 ○第13回、第14回ともに、アクティブラーニング形式で授業を行ったため、4人一組

  の班ごとのディスカッションで自主的・積極的に意見交換等がなされていた。

 ○復習レポートを課しているほか、期末試験の課題が問題発見を促すものだったこと

  が、学生の自主的な取り組みと促したと考える。

 ○演劇作品を取り上げる際に、事前に作品名を知らせてあらかじめ読んでくるように

  指示し、次回に小テストをしている。それによって予備知識が得られ、学生は授業

  内容についていきやすくなっていると感じている。

  また、節目節目に学生に作品分析を自由にさせる小レポートを提出させ、学期末レ

  ポートへ向けた準備ができるようにしている。

 ○授業中に学生に講義内容を考えされるように積極的に促したこともあり、4人一組の

  班ごとのディスカッションでは受講生は自主的・積極的に意見交換等を概ね行って

  いた。

  ただし、一部の学生は、不活発なものもいた。改善策としては、グループ課題の過

  程で各自が提出する小課題を設ける等して、1人でもかけた場合には、班の提出物を

  受け付けない等、個人の活動と班の活動が有機的に連動できるようにしたい。

 

3.授業に対する総合的評価や受講生から指摘された点

 ○PBLは当然にグループワークが主体となる。この場合、場の雰囲気が各メンバーのモ

  チベーションに大いに影響する。本年度は、ややメンバー間の人間関係にギクシャク

  したものが生じたと思われ、回答に影響したのではないかと考えている。しかしなが

  ら、プロジェクトにおける人間関係のマネジメントこそが最も貴重な学生にとっての

  課題と考えており、ギクシャクしたからといって直ぐさま教員が関与すべきかどうか、

  悩んでしまう。自由回答欄には「メンバーの主体性を促して欲しかった」ともあり、

  その気持ちは実に良く理解できる。やる気のある学生とやる気に欠ける学生との対立、

  動く学生と動かない学生の対立、意見を言う学生と言わない学生との対立など、PBL

  ではメンバー間の問題をどうしていくかが課題である。また、どの程度の成果を要求

  するかについても、継続して検討していく必要がある。低すぎる目標は能力をストレ

  ッチさせないが、高すぎる目標は学生のモチベーションを下げてしまう。授業を構成

  する学生は毎年異なっているため、事前に用意した目標を押しつけるだけだとうまく

  行かないのが常である。

 ○指摘されたよかった点としては「実際に作品に触れることができた」「作品を楽しみ

  ながら勉強できた」「イギリス演劇の奥深いところを学ぶことができ、演劇の見方が

  変わった」など。改善が求められる点として挙げられた「一つの項目にかける時間が

  長いように感じた」「少し理解しにくい点があった」の2点については自分でも課題

  に感じていることなので、工夫を施したい。「私語をしている人へ注意してほしい」

  という点についてももっともであり、対応しなければならない。

 ○講師のこれまでの障害児教育に係る体験が盛り込まれていたこと、障害児教育に関す

  る映像の提示で、具体的イメージをつかみながら受講できたこと等がコメントで寄せ

  られた。

 ○小テストの時間配分に関しては一考する。小テスト全3回を紙で実施している。受講生

  が200名以上いるので問題用紙、解答用紙が全員に行き渡る迄、5分程度時間を要す。

  ペーパレスは現時点で考えていないが今後、改善を要すと考えている。またResopon

  等を利用した双方向のコミニュケーション手段を今後検討していく。

 

4.その他

 ○今年度から公開授業とし、社会人が若干名受講することとなったが、グループ討議では

  豊富な社会経験に基づいて、一般学生をリードするなど極めて有意に働いた。また、

  社会人も若い学生と討議することに刺激を受けているようであった(鹿大ジャーナル

  No.212,P9参照)。一方、PC/検索システムを使った実習では、高齢の受講者にとって、

  操作が不慣れであったため、指導方法の改善が必要である。

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